お金をかけずに撮影するジュエリー写真

家にあるモノを駆使して美しい写真を撮影しよう!

【ジュエリー学No.10-1】誰も教えてくれない本当の結婚指輪の選び方①

今回は、いつものジュエリー学よりも、実践に近い内容をお届けしようと思います。

 

結婚指輪の選び方

 

結婚指輪って、選ぶの難しいですよね。

幸せで舞い上がってる上に、結婚式など普段の感覚とは違う高額なやり取りしてる最中だから、金銭感覚も狂ってる。
そんなときに、一生使う指輪を選べだなんて、酷な話です。
 
私も仕事柄、友人知人に結婚指輪に関する相談は何度も受けてきました。
 
今回は折角なので、私が今まで知り合いの方々にさんざん喋り倒した内容を、まとめてみようと思います。
 
ちなみに。
もうすでに結婚指輪を購入した既婚者の方へ。
この記事にどんな内容の事が書いてあっても、あなたの手元の結婚指輪は世界で一番素敵な指輪です。
私が語ることなど、どこかの誰かのたわ言だと笑い飛ばしてください。
 
私はこの記事で、世の中の結婚指輪を否定するつもりは毛頭ありません。
ただ、これから結婚指輪を選ぶ人のヒントとなれば、幸いです。
 
追記:書き始めると、語りたいことが山のように出てきて長くなったので、①と②に分けて記事を書きました。
 
①では、オススメ結婚指輪のデザインと、結婚指輪の選び方の解説を。
②では、私が思う「選ばない方が良いだろう」結婚指輪のデザイン紹介を。
 
それぞれ解説していきたいと思います。
 
 

面白味はないけれど!私がいつもおすすめする結婚指輪はこれです

 

私がいつも一番おすすめする結婚指輪。

それは、こちらです。

 

甲丸or平打ち

3mm幅

内甲丸仕上げ

表面にデザイン/石入れはナシ

 

この形の結婚指輪は、ものすっごくシンプルで、大抵どんなブランドでも扱っている結婚指輪です。

(ただし内甲丸に関しては、ブランド・メーカーによっては対応をしていないこともあります)

 

では「甲丸or平打ち 3mm幅 内甲丸仕上げ 表面にデザイン/石入れはナシ」について、詳しく見ていきましょう。

 

甲丸/平打ちとは?

甲丸とは、この写真のように、表面が丸くカーブしている指輪のことです。

指輪を縦に切ると、断面が板に乗ったカマボコ状態になっている指輪ですね。

 

平打ちは、上の写真の左側の指輪のような感じ。

指輪の表面が平らになっていて、いわゆる指ぬき(最近の人は知らない?)のような指輪の事です。

 

どちらも、指輪の基本形と言える形です。

シンプル過ぎて飽きる?

そんなことないですよ。

一番使い道が広く、年齢問わずに使えるデザインです。

 

後で説明しますが、結婚指輪にデザイン性を求めて良いのは、ある条件をクリアした特別な人だけ

その他の人は、シンプルなものを持っている方が、後々後悔がないんですよね。

 

3mm幅とは?

 

3mm幅とは、指輪の幅のことです。

3mmあれば、強度的にも生涯使える結婚指輪になります。

そして3mmあれば、何歳になっても「この指輪は若い時買ったもので華奢だから、年を取った自分には合わない」とはなりません。

 

もちろん、結婚指輪に対する考え方やライフスタイルは人それぞれ。

更に手の大きさの違いという問題もあります。

3mm幅が合わない手の人もいるでしょう。

でも、大抵の人にとって十分な幅と言えるのが、3mm幅

 

最近、極端に細いリングを時々見かけます。

そういうの見るたびに、「ああ、あれはそのうち指輪が壊れる(変形/切断)か華奢なデザインに飽きて、タンスの肥やしになって、知らない間に紛失するタイプだな」と感じるんですよね。

「華奢」なものは、本当に生涯似合い続けるデザインなのか。

結婚指輪の幅を選ぶときには、一度立ち止まって考えてみて下さいね。

 

内甲丸とは?

 

内甲丸とは、結婚指輪の内側、つまり指に当たる側の仕上げの種類のことです。

字の通り、内側も柔らかなカーブを描く甲丸の作りのものを言います。

内甲丸であれば指馴染みがとてもよく、普段は指輪を着けない人でも長時間指輪を着けていられるんです。

 

また、内甲丸の良い点は着け心地だけではありません。

内甲丸の指輪は、着け外しがしやすいという特徴もあります。

 

今まであまり指輪を着けた経験がない人には、おすすめの加工ですよ。

 

お店探し・デザイン探しは後回し!まず考えるのは1つだけ

 

私がおすすめする、超絶シンプル結婚指輪についてはひとまず置いておいて。

ここからは、どのように結婚指輪を選べば良いか、について考えて見ましょう。

 

あなたは、結婚指輪探しでまずこんな風に考えていませんか?

 

ブランドどこにする?

どんなデザインにする?

ブライダルリングのカタログいっぱい貰いに行った方が良い?

 

そんなことは、一番に考えるべき内容ではありません。

まず考えるのはたった1つだけ。

 

・結婚指輪をどう使うか(使いたいか)

 

一番重要なのに、意外と誰も教えてくれないんですよね。

 

結婚指輪の使い方を決めないと使えないor使わない結婚指輪を買うことになる

「結婚指輪の使い方」を考えずに買った結婚指輪は、全く使い物になりません。

アツアツのコーヒーを飲みたいのに、折り紙で作ったコップもどきを用意しているようなものです。

コーヒー(あなたの理想とする結婚指輪の在り方)も、コップ(購入した結婚指輪)も捨てているのと同じです。

 

では、「結婚指輪の使い方を考える」とは、何なのでしょうか?

それは、例えば以下のような内容を自分に問いかけることです。

 

・結婚指輪を、家でも外でも、四六時中着けていたい?

・結婚指輪は、普段は仕舞っておいて、お出かけの時だけに着けたい?

 

まず、自分が「四六時中」派だと思った人。

更に次のようなことをについて、考えましょう。

 

・あなたは、結婚指輪を24時間(本当は一日一度は外した方が良いけど)着けられる環境にありますか?

・仕事で結婚指輪を着けても良いですか?

・仕事中に結婚指輪は邪魔にならないですか?

・四六時中着けていたら、大抵の結婚指輪はひと月待たずに汚れが目立つようになりますが、構わないですか?

・長時間着用することで、指輪や指は汗や水で濡れます。貴金属が長時間肌に触れても、肌がかぶれたりしませんか?

 

自分の日常生活をよく考え、四六時中着けられるかどうかを判断してください。

 

次に「普段は仕舞っておく」派の人。

あなたは、先ほど述べた「結婚指輪にデザイン性を求めて良い」人です。

結婚指輪をファッション感覚で選んでも良いでしょう。

 

その代わりに、普段はその結婚指輪はケースに仕舞っておいてくださいね。

あなたが選ぶファッション性の高い結婚指輪は、日常の着用には向いていません。

友人の結婚式にしかはかないハイヒール、正装のポケットチーフと同じです。

 

あなたの場合は、どちらのタイプになるでしょうか?

中には、両者の中間を望む人もいますよね。

たとえば、職場では外すけど日常は着けていたい。

デザイン性は欲しいけど、日常使いに耐えて欲しい。

そのような場合も、出来るだけ具体的に、「自分はどのように結婚指輪を使いたいか」を考えましょう。

そうすれば、あなたが選ぶべきデザインは必然的に決まってきます。

 

重要なことなので、最後にもう一度言いますね。

 

一番初めに考えるのは、「あなたが、あなたの結婚指輪を、どのように使いたいか」です。

 

そして、導き出した答えは、結婚指輪を選ぶ間ずっと頭に入れておきましょう。

お店選びの際も、デザイン選びの際も、あなたの条件を決して忘れてはいけません。

もちろん、ジュエリーショップで接客を受けている時も、絶対に絶対に、忘れてはダメですよ。

 

結婚指輪を買うブランド・お店の選び方

 

結婚指輪の使い方が決まったら、ブランドやお店の検討をしましょう。

選び方は簡単。

予算オーバーなハイブランドも、おしゃれなアクセサリーショップも、新進気鋭のブランドショップも、分け隔てなく見に行く。

 

お店選びに正解の方法などありません。

同じブランドでも、接客が上手い店員に当たることもあれば、不快な思いもすることもあるでしょう。

でも、とりあえず、人ではなくモノを見に行ってください。

あなたは、ブランドの商品を見に行くのではなく、沢山のデザインを見に行くんです。

そうすれば、あなた自身の「見る目」が育ちます。

 

そう、ジュエリーの見る目なんて、すぐに育つものです。

大丈夫、ジュエリーを販売している人もあなたと同じ人間です。

特別な視力を持っている訳じゃない。

たくさんジュエリーを見て、目を育てただけなんです。

 

今回、あなたが身に着けるべき「見る目」は、結婚指輪の「見る目」だけ。

数軒回った時には、あなたは立派な結婚指輪の目利きになっていますよ。

 

憧れのブランドがある人はそのブランドで購入を

 

沢山のお店を回る必要がない人もいます。

それは、「憧れているブランド」がはっきりしている人。

あなたは寄り道などせずに、「あなたの憧れのブランド」に行ってください。

 

世の中には入口でガードマンがトウセンボしているハイブランドがいっぱいあって、その「ハイブランドの結婚指輪をいつの日か私の薬指に」、と願う女子(or男子)も沢山いますよね。

 

もし、強い憧れのあるブランドがある場合は、沢山のお店を巡る必要はありません

あなたの憧れは、本物です。

横から他人に何を言われても、あなたはそれでいいのです。

どうぞ憧れのブランドに行き、人生最高の接客を受けて下さい。

 

ただ一つだけ。

もしも耳を傾けるだけの余裕があるのなら、1つだけ進言を。

 

値段は、高いですよ。

その高い値段は、入口のガードマン、大きくピカピカに磨かれたガラス扉、白手袋黒スーツの上品な店員さん、その他の全てをまかなう為に付けられた値段です。

あなたが憧れるブランドを、「憧れのブランド」と成すために、必要な金額なんです。

全く同じものが、別のお店で半額、もしかすると一桁違いで購入できるとしても、あなたがあなたの憧れを信じるのであれば、値段が高いことは問題ではありません。

 

でも、「高い」と聞いて心が迷うようなら、是非他のお店も覗いてみて下さい。

大丈夫、ブランドは逃げません。

ゆっくりと、最高の結婚指輪を見つけましょう。

 

注意したいお店・接客の特徴

 

お店巡りをする場合、店員さんの当たりはずれも経験することでしょう。

店員の当たりはずれとは、必ずしも「気持ちいい接客をする人かどうか」だけを言うのではありません。

(もちろん、接客を受けて気分を害するのは論外ですが)

 

私が思う、注意したいお店・接客は、

・その指輪、似合いますよ

・このデザイン、流行っていますよ

という言葉に頼りきっている場合です。

こういうセリフを多用する店員、お店はあまり信用できません。

 

「似合いますよ」なんて、誰でも言えるセリフでしょう?

本当に似合ってるかどうかなんて、判断できるものじゃないし。

 

そもそも、似合っている理由を説明されても、ただお客さんをおだてる言葉を並べているに過ぎないんですよね。

指が長いからこのデザインが似合うとか、色が白いからこの色の金属が似合うとか。

 

営業トークの一つなら、良いと思うんです。

でも、そればかりに頼るのは、良くない。

 

それと、流行うんぬんは、結婚指輪に関しては無意味な言葉です。

次回、「結婚指輪として選んではいけないデザイン」の解説でも解説しますが、結婚指輪は、これから何十年と使用するものです。

今の流行を選んだら、数年で「流行おくれ」となります。

そんなものオススメするお店なんて、信用に値しないですよね。

 

それとも、その店員さんは、流行が去るより先に離婚するとでも思っているのかな?

 

結婚指輪選びではここを確認しよう

 

では実際の結婚指輪選びでの注意点について、考えて見ましょう。

 

あ、初めに断っておきますが、一番大切なこと、忘れないでくださいね。

「結婚指輪をどう使うか」

このことをしっかりと頭に入れて、いざお店に行きましょう!

1・気に入ったデザインもまぁまぁなデザインも片っ端から試着

着けるはタダです。

(もちろん商品傷つけたり、ぞんざいに扱っちゃダメですよ?)

思う存分つけてみて下さい。

 

結婚指輪も、洋服と同じ。

見ると着るではイメージが全然違います。

 

初めは自分にしっくりくるデザインなんてわからなくて当然。

シンプルなものから、デザイン性のあるものまで、とにかくいろいろ着けて見ましょう。

2・試着をしたら必ず大きな鏡越しに確認

試着の際に、指輪を着けた手だけを見ていませんか?

直接自分の手を見ると、思っている以上に「浮かれて」しまいます。

冷静な判断をするためにも、必ず鏡越しに手を見ましょう。

 

ジュエリー試着の基本は、鏡越し。

鏡に映る「ジュエリーを着けた自分」を見るのは、とても重要です。

ネックレスでもブローチでも、そしてもちろん結婚指輪でも。

 

可能であれば大きな鏡で全身を見れると良いですが、上半身鏡でも良いです。

カップルで来店するなら、互いに互いの試着した様子を見せあうのも良い案ですよ。

 

3・何度も何度も手を握って開いてを繰り返す

結婚指輪は高級品。

だからといって試着の際に緊張して、手が硬直していませんか?

 

でもあなたは今、あなたが生涯、そして毎日使う指輪を選んでいるんです。

あなたの左手は、これから一生じっと動かず、指を真っすぐ伸ばした状態でキープし続けるのですか?

違いますよね。

 

手は人の体の中でも、特に動きが大きい場所。

一日中、常に動いていると言っても過言ではありません。

そんな手に、硬い金属製の「わっか」を嵌めるんです。

じっと指を揃えて試着していては、何の意味もありません。

 

試着をした際は、「グーパー」して指輪の感触を確かめることが最も大切。

思いっきり握りしめた時、薬指は窮屈ではないですか?

両隣の小指中指は、結婚指輪が当たっても痛くないですか?

 

また、結婚指輪はクルクルと回転するのが普通です。

V字やU字のカーブリングも、手の甲側にデザインがとどまり続けることはありません。

尖った部分が指の側面に来れば、当然水かき部分や隣の指の側面に当たります。

 

指輪が擦れている両隣の指の側面。その部分は、とても柔らかいですよね。

水かきはもっと柔らかい。

もしも試着の段階で手を動かし、違和感を感じるようなら、そのデザインはあなた向きのデザインではないのかもしれませんよ。

 

4・一度で決定しない!持ち帰って冷静に考えること

いろいろな結婚指輪を試着すると、だんだん訳が分からなくなり決められなくなります。

この時、訳が分からないまま契約・購入するのは絶対に避けましょう。

 

結婚指輪は高額な買い物です。

冷静になって考える時間を持つことが大切です。

家に帰って、温かいお風呂につかり、ゆっくり考えましょう。

それから、パートナーとも話し合い、納得出来たら購入すれば良いのです。

 

たまにお店から出ようとすると、次回来店日を無理にでも決めようとする店員さんがいます。

彼らは成約につなげようと必死なのです。

おそらく、「必ず次回の来店の確約をとってから、客を帰すこと」とマニュアルできまっているのです。

決めずに帰すと、その店員さんは後でチーフや店長にこってり絞られるんです。

 

私も実際にそういう(叱られている)現場を見たことがありますが、あれはジュエリーを扱う人間として宜しくないですね。

(店舗運営は大変なんだと理解はしているつもりですが、いち宝石商として、高額品を扱う人間として、どうしても下品に見えて仕方がないです)

 

そういうお店、店員に当たった場合は、きっぱりと別のお店に行くことをおすすめします。

どんなに素晴らしい商品を並べていても、最終的には気持ちのいい買い物は出来ませんよ。

 

高額品を買う場合、品物だけでなくお店自体も査定するぐらいの気構えが必要なのかもしれません。

 

5・自分がはじめに手に取ったデザインは覚えておいて損はない

お店を訪れた際、是非覚えておいた方が良いことがあります。

それは、はじめに手を伸ばした指輪のデザイン

結局のところ、初めに手にしたデザインを最終的に選ぶ人がとても多いです。

 

初めに手を伸ばした結婚指輪は、あなたの本能が選んだデザインなのでしょう。

 

あーだこーだと説明され、沢山のデザイン見せられ、どれを選べば良いか分からなくなる。

そんな時は、初めのデザインに戻ると、意外とシックリきます。

 

本能的に引かれたものは、どんな説明にも勝るのかもしれませんね。

 

 

 

以上、長くなりましたが、結婚指輪の選び方解説①でした。

次回は、②私が思う「選ばない方が良いだろう」結婚指輪のデザイン紹介です。

楽しいかどうかは分かりませんが、お楽しみに。