つい最近、はてなフォトライフを使えば、ブログに投稿した写真をフォルダ管理できると知りました。
今までは、フォルダ管理されていない数百枚の写真の中から、使いたい写真をひたすら探していました。
フォトライフ。ありがとうございます。
本日紹介する本は、「間違いだらけの宝石店選び」。
印象的なタイトルなので、つい購入した本です。
宝石屋がこのタイトルの本を読んでいると、自虐ネタのようにも見えますね。
面白い内容でした。
各章タイトルがブログの記事タイトルのようにみえる
「間違いだらけの宝石店選び」は、宝石購入を考えている人への指南書です。
当然ですが、消費者に語る話。
だからというわけではないでしょうが、「間違いだらけの宝石店選び」の各章タイトルは、なんだか宝石の買い方を紹介するHPやブログの記事タイトルのように見えます。
- 知らないと損をする! 宝石に関する基礎知識
- 絶対に惑わされたない! 宝石の頭のいい買い方
- 簡単に見極められる! 宝石店の上手な選び方
- 自分の目で確かめる! 宝石別正しい見分け方
- ずっと身につけたい! 宝石に関する生活情報
「間違いだらけの宝石店選び」より
こういう記事をクリックしたこと、ありませんか?
私もブログを書いている手前、記事の書き方について、勉強をしたことがあります。
いわゆる、Webライティングです。
こういう文章の書き方が読みやすいとか、こういう構成で書くと伝わりやすいとか。
それと、こういう記事タイトルが読んでもらいやすい、とか。
この本の各章タイトルは、本当にライティングの説明を見ているようです。
想像してみてください。
あなたが「宝石 買い方」でネット検索する。
そこで出てくる「間違いだらけの宝石店選び」というサイト。
トップの記事タイトルは、「絶対に惑わされたない! 宝石の頭のいい買い方」
例え本気で宝石の買い方を知りたいわけじゃなくても、ついクリックしてしまいませんか?
私はつい、本の購入ボタンをクリックしてしまいました。
↑ここを、ね。
宝石を賢く買うための魔法の言葉が紹介されている
「間違いだらけの宝石店選び」の中では、宝石を賢く買うための魔法の言葉が紹介されています。
それが、この言葉。
「あなたに任せる」
これって、すごい言葉ですよね。
お客さんと店側にちゃんとした信頼関係が出来上がっていないと、言えない言葉です。
しかも取り扱う商品は、ジュエリーや宝石という高額品。
任せる側の心持もすごいし、任される側の緊張感もすごいです。
でも、この言葉を言うだけで、本当に賢い買い物ができるんですよ。
だって高額品を購入する意思のある方が、こちら側(売り手側)の知識や経験を信用して仰ってくださった言葉です。
「あなたの専門家としての経験を活用して、私が満足できる最良のものを用意してください」
こんな風に言われたら、売り手はそれはもう頑張るしかありません。
ジュエリー本は参考文献にも注目する
私は、ジュエリー本を読んだ後、巻末に参考文献が掲載されていると喜びます。
参考文献は、ジュエリー本の見本市。
次読むジュエリー本の候補が、一覧で見ることができます。
参考文献は、その書籍を執筆するにあたって、筆者が参考にした本。
場合によっては、引用を行った本ですよね。
つまり、今読んでいる書籍と、深い関わりがある本・文献が並んでいる。
そんな参考文献の一覧を見れば、自分が興味ある分野の本のタイトルを、検索なしに知ることができます。
実は、先日紹介した「ベストジュエリー20」も、この参考文献ルートで出会った本でした。
「ベストジュエリー」の魅力は、色石の価値基準表が載っていることでした。
その価値基準表は、全く同じものが「間違いだらけの宝石店選び」の巻頭にも掲載されています。
どこにでも載っている表なんだね!
という訳ではありません。
「間違いだらけの宝石店選び」の方が、「宝石の常識シリーズ」を引用しているんです。
つまり、「間違いだらけの宝石店選び」を読んだおかげで、「ベストジュエリー20」という本に出合えたんです。
たまたま手にした書籍から、自分の興味ある分野の他の書籍を拾うのも面白いですよ。
まあたまに、英語論文ばかり参考にしている本も存在しますけれど。
「間違いだらけの宝石店選び」
著者:長勝盛
出版社:現代書林