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【ジュエリー本No.12】「間違いだらけの宝石店選び」を読んでいる宝石商をどう思いますか?

 

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つい最近、はてなフォトライフを使えば、ブログに投稿した写真をフォルダ管理できると知りました。

今までは、フォルダ管理されていない数百枚の写真の中から、使いたい写真をひたすら探していました。

 

フォトライフ。ありがとうございます。

 

 

本日紹介する本は、「間違いだらけの宝石店選び」

印象的なタイトルなので、つい購入した本です。

 

 

宝石屋がこのタイトルの本を読んでいると、自虐ネタのようにも見えますね。

面白い内容でした。

 

  

各章タイトルがブログの記事タイトルのようにみえる

 

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「間違いだらけの宝石店選び」は、宝石購入を考えている人への指南書です。

当然ですが、消費者に語る話。

 

だからというわけではないでしょうが、「間違いだらけの宝石店選び」の各章タイトルは、なんだか宝石の買い方を紹介するHPやブログの記事タイトルのように見えます。

 

  1. 知らないと損をする! 宝石に関する基礎知識
  2. 絶対に惑わされたない! 宝石の頭のいい買い方
  3. 簡単に見極められる! 宝石店の上手な選び方
  4. 自分の目で確かめる! 宝石別正しい見分け方
  5. ずっと身につけたい! 宝石に関する生活情報

 「間違いだらけの宝石店選び」より

 

こういう記事をクリックしたこと、ありませんか?

 

私もブログを書いている手前、記事の書き方について、勉強をしたことがあります。

いわゆる、Webライティングです。

 

こういう文章の書き方が読みやすいとか、こういう構成で書くと伝わりやすいとか。

それと、こういう記事タイトルが読んでもらいやすい、とか。

 

この本の各章タイトルは、本当にライティングの説明を見ているようです。

想像してみてください。

あなたが「宝石 買い方」でネット検索する。

そこで出てくる「間違いだらけの宝石店選び」というサイト。

トップの記事タイトルは、「絶対に惑わされたない! 宝石の頭のいい買い方」

 

例え本気で宝石の買い方を知りたいわけじゃなくても、ついクリックしてしまいませんか?

私はつい、本の購入ボタンをクリックしてしまいました。

 

 

 

↑ここを、ね。

 

宝石を賢く買うための魔法の言葉が紹介されている

 

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「間違いだらけの宝石店選び」の中では、宝石を賢く買うための魔法の言葉が紹介されています。

それが、この言葉。

 

「あなたに任せる」

 

これって、すごい言葉ですよね。

お客さんと店側にちゃんとした信頼関係が出来上がっていないと、言えない言葉です。

 

しかも取り扱う商品は、ジュエリーや宝石という高額品。

任せる側の心持もすごいし、任される側の緊張感もすごいです。

 

でも、この言葉を言うだけで、本当に賢い買い物ができるんですよ。

だって高額品を購入する意思のある方が、こちら側(売り手側)の知識や経験を信用して仰ってくださった言葉です。

「あなたの専門家としての経験を活用して、私が満足できる最良のものを用意してください」

こんな風に言われたら、売り手はそれはもう頑張るしかありません

 

ジュエリー本は参考文献にも注目する

 

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私は、ジュエリー本を読んだ後、巻末に参考文献が掲載されていると喜びます。

参考文献は、ジュエリー本の見本市。

次読むジュエリー本の候補が、一覧で見ることができます。

 

参考文献は、その書籍を執筆するにあたって、筆者が参考にした本。

場合によっては、引用を行った本ですよね。

つまり、今読んでいる書籍と、深い関わりがある本・文献が並んでいる。

 

そんな参考文献の一覧を見れば、自分が興味ある分野の本のタイトルを、検索なしに知ることができます。

実は、先日紹介した「ベストジュエリー20」も、この参考文献ルートで出会った本でした。 

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

「ベストジュエリー」の魅力は、色石の価値基準表が載っていることでした。

その価値基準表は、全く同じものが「間違いだらけの宝石店選び」の巻頭にも掲載されています。

どこにでも載っている表なんだね!

という訳ではありません。

「間違いだらけの宝石店選び」の方が、「宝石の常識シリーズ」を引用しているんです。

 

つまり、「間違いだらけの宝石店選び」を読んだおかげで、「ベストジュエリー20」という本に出合えたんです。

たまたま手にした書籍から、自分の興味ある分野の他の書籍を拾うのも面白いですよ。

 

まあたまに、英語論文ばかり参考にしている本も存在しますけれど。

 

「間違いだらけの宝石店選び」

著者:長勝盛

出版社:現代書林