ジュエリー写真とは、静物写真です。
写真業界(?)では、ジュエリーのような被写体を撮影することを「物撮り」(ぶつどり)と呼びます。
このブログのタイトルをご覧いただいてもわかるように、私は出来るだけお金をかけずにブツ撮りを行っています。
そして自己紹介でも申し上げた通り、決して本格的な写真の勉強を積んできたわけではありません。
未だに「写真撮影の素人」を名乗らせて頂いています。
けれど、今まで写真の勉強をしたことがない、という訳じゃありません。
独学ですが、本を読んでカメラの勉強をしたこともあります。
今回は、そんな写真の独学で使用した本を紹介します。
「静物写真のルールブック」で構図の基本を学ぶ
「静物写真のルールブック」では、ブツ撮りの基礎中の基礎である構図やライティングについて、詳細に解説されています。
特に参考になったのが、構図の話。
「10大構図法」を実際の写真を添えて見ることで、ブツ撮りでの構図の重要性が手に取るように分かりました。
構図を学べば、撮影時に迷わずジュエリーを配置できるようになるんですよね。
それまでは手探りで配置していたので、私にとっては格段の進歩でした。
また、様々な構図の写真が掲載されているので、自分好みの構図を見つけることもできます。
ちなみに私は、くの字や直線の構図が好きです。なんだか落ち着く。
こういった感じ?
「何を撮りたいか」という目的ごとに解説されている
「静物写真のルールブック」は本屋で出会った本です。
ふらっと立ち寄った本やで目次を立ち読みし、ある部分に一目惚れして即購入しました。
私が一目惚したのは、この本の半分を占める第4章「分類別 静物写真のテクニック集」。
自分が撮りたい被写体ごとに、詳細なアドバイスや技法が解説されているんです。
指輪の撮影に関する話、アクセサリーやジュエリー撮影に関する話、更には真珠の撮影に関する話がありました。
もちろん、ジュエリー関連のアイテム以外にも、食べ物の写真、洋服の写真の技法も教えてもらえます。
これらはジュエリーとは関係のないアイテムの話ですが、同じブツ撮りの解説。
ジュエリーに応用できる内容もあって、たくさんの写真知識を学ぶことができました。
もっとカメラを勉強しようと感じた本でもあります
ジュエリー撮影をひたすら独学で行っていると、どうしても良い撮影アイディアが浮かばなくなることがあります。
そんな時は、やはり本などでプロの教えを乞うのは、良い刺激になります。
私も「静物写真のルールブック」を読んだ後は、本に掲載されている撮影方法を試したくなったり、新しい写真撮影方法を思いついたりしました。
でも、本を読むと別の刺激も受けます。
カメラについて、もうちょっと真面目に勉強しようかな?
「静物写真のルールブック」では、初めに撮影道具の紹介があります。
一眼レフ、専用レンズ、三脚、レフ版、ボックスライト。
どれも、私が普段使用していないものばかりです。
また本編では、F値の話や絞りの話、ホワイトバランスの話が多々出てきます。
なんとなくで覚えている、これらのカメラ専門用語を見ると、いつも思うんです。
「やっぱり、しっかりカメラの勉強をしないといけない!」
こうしてカメラ勉強モードに入った私は、手元のコンデジの設定をいろいろ弄ったり、本やネットでカメラの勉強を始めます。
でもほとんどの場合、専門用語だらけの解説という壁にぶち当たり、撃沈。
その結果、「やっぱりカメラって難しい!」と学ぶことを中断する。
おかげで私は、今でもカメラの素人なんです。
「静物写真のルールブック」
著者:飯田英里・石井命子
出版社:マイナビ