オーロラコレクションをご存じでしょうか?
空に輝くオーロラを集めたもの、ではありませんよ。
オーロラコレクション
それは、世界的に有名なカラーダイヤモンドのコレクションです。
その数なんと、296ピース!
ありとあらゆる色のダイヤモンドが三角形の台座に並べられているその光景は、どれほど荘厳なことか……
カラーダイヤモンドに詳しくなくても、一目見ればその美しさにため息が出ることでしょう。
生涯に一度は見るべき、地球からの贈り物。
オーロラコレクションは、現在博物館で通常展示されていますので、どうぞ皆さま奮って見学に行ってください!
場所は、イギリスにあるロンドン自然史博物館です。
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遠いですよね、遠すぎます。
地球のほぼ裏側。
そう簡単に行けるわけがありません。特に、コロナの時代は難しい。
そこでご紹介するのが、こちらの本です。
「Forever Brilliant」
表紙を見てわかるように、この本はオーロラコレクションの写真付き解説書です。
大型本なので、リビングの飾りにも丁度良いですよ。
「Forever Brilliant」のカラーダイヤモンド
「Forever Brilliant」の著者の一人である、Alan Bronstein氏はこのオーロラコレクションをコレクションした人物でもあります。
つまり、この本は所有者自らが執筆に関わった解説書。
前半はカラーダイヤモンドやオーロラコレクションについて、様々な解説等が掲載されていますが、私はほぼ読んでいません。
なぜなら、私が見たかったのは英文じゃないからです!
途中で読むのを諦めた、という意味ではありませんよ。
後で読むつもりなだけですよ。
本当ですよ。
この本のほとんどのページを割いて掲載されているのは、オーロラコレクションの各カラーダイヤモンドの詳細情報。
クラリティ、サイズ、重さ、カットの形状などなど。
更に、それぞれのカラーについては、色相・明度・彩度が記載されています。
更に更に。
掲載されている写真の撮影方法にまで、言及されているんです。
ダイヤモンドに限らず、色石の写真は、周辺環境やライティングの状態で、映り方がまるで変わってきます。
そのため、「Forever Brilliant」のカラーダイヤモンドたちは、光の種類や撮影状況、背景色まで統一して撮影されました。
と、英語で書いていました。
(いつまでたっても、英語に自信が持てません)
それはともかく。
「Forever Brilliant」は、何度見ても、何時間見ても、飽きません。
ピンクダイヤ、オレンジダイヤ、イエローダイヤ、グリーンダイヤ、ブルーダイヤ。
それぞれが美しいカラー写真で紹介されているので、まるでロンドン自然史博物館に足を運んだかのような満足感を得られます。
実物を見てみたい、世界的に有名なダイヤモンド
一度でいいからこの目で見てみたいダイヤモンドが、いくつかあります。
世界最大のダイヤモンド原石からカットされた、ロンドン塔の「カリナン」。
映画タイタニックでも有名になった、アメリカの国立自然史博物館の「ホープ」。
それと、このオーロラコレクション。
まあ、博物館でのダイヤモンド展示は防犯上レプリカを置いている、と聞きますけれどね。
ああ、でも、オーロラコレクションは本物を展示していると思いますよ。
展示の演出で、ダイヤモンドの蛍光まで見ることができますので。
<蛍光>
紫外線を当てることで、ダイヤモンドは様々な色の光を発します。
この反応のことを蛍光性と呼び、ダイヤモンド鑑別でとても重要な役割を担っています。
オーロラコレクションの各ダイヤモンドも、様々な蛍光性を示します。
各ダイヤの蛍光性も、オーロラコレクションの魅力の一つなんですよ。
カラーダイヤモンドに興味がある方は、是非是非、「Forever Brilliant」を見てみてくださいね。
大型本は室内インテリアにも丁度いい
「Forever Brilliant」は、大型本。
サイズを比べるために、私のスマホと一緒に写真撮影しました。
大きいです。そして重いです。持ち運びには全く適しておりません。
まあ、当然ですけれど。
この本は、普段は部屋の飾り物として置いています。
表紙を表にして置くと、この見た目なのでとても目立つんです。
ダイヤモンドに関する大型本を、部屋に飾る。
何だかダイヤモンドコレクターのような気持ちになれるので、しばらくはこのまま目の届く範囲に飾っておこうと思います。
「Forever Brilliant」
著者: Alan Bronstein , Stephen C. Hofer
出版社:Ashland Pr(海外の書籍です)