今回は、本じゃなくてネット記事の話題です。
先日、こんなニュースが掲載されていました。
似たようなニュースは、数年に一度は聞きます。
蚤の市で安く買ったけど、実はとんでもないジュエリーだった。
オークションにかけたら、数億の値段が付いた。
何とも夢のある話ですよね。
まあ、実際に我が身に降りかかることはありませんが。
このニュースを見て、フリーマーケットに足を運んだり、ネットのフリマサイトを漁ったりしようと思いましたか?
残念ですが、こんなとてつもない掘り出し物に出合える可能性は限りなく0です。
でもね。
このニュースは、1つ「ジュエリーに関して気をつけたいこと」を教えてくれています。
ジュエリーをどのように廃棄しますか?
意外かもしれませんが、ジュエリーって処分の方法が浸透していないです。
「私はお金持ちじゃないし、ジュエリーを捨てるほど持ってない!」
そう言う人ほど、処分方法を間違っています。
そもそも、ジュエリーはきちんと手入れすれば何世代も使えるアイテム。
だから処分する方法なんて、浸透するはずもないんですよね。
元来、捨てるものじゃないから。
だからこそ、いざ手放すときにうっかり「〇億のダイヤモンド」をフリマに出してしまう。
ではどのように処分すればいいのでしょうか?
「安易に捨てない」が基本
元も子もありませんが、本当にこれに尽きます。
ジュエリーは安易に捨てないこと。
ジュエリー処分の話なのに、矛盾しているでしょう?
でも、安易に捨ててはいけない理由がちゃんとあるんです。
そもそもまだ使えるものを捨てるのは勿体ない
部品が壊れてしまったジュエリー。
汚れがひどくて美しくなくなったジュエリー。
あなたは、こういったジュエリーを捨てようと思いますか?
でも実は、修理や磨き直しで十分に今でも使えるジュエリーは沢山あります。
では、デザインが古くて使わなくなったジュエリーは?
これもあなたの心ひとつです。
その「古い」と感じたジュエリーは、次の世代にとっては「新しい」ジュエリーかもしれません。
そのまた次の世代になれば、「ヴィンテージ」や「アンティーク」という新たな価値が付くかもしれません。
どれもこれも、まだまだ使える逸品ばかりなんです。
金やプラチナは現金になります
安易に捨ててはいけない理由の二つ目は、貴金属の問題です。
ジュエリーには、貴金属が付いている場合が多いです。
ニュースなどで、貴金属高騰の話題を聞いたことはありませんか?
そう。ジュエリーに使われている貴金属の価格は、近年高騰しているんです。
でも、ここで出てくる問題が、「これは本物の貴金属なの?」という疑問ですよね。
いいんです。真贋なんて見分けなくても、いいんです。
とにかく金属部分は、手元に残すこと。
だって自分で真贋を見分けた結果が間違いだったら、諦めがつきますか?
1g何千円にもなるんですよ?
一番は専門家に見てもらうこと
どうしても処分したいジュエリーがあるなら、専門家へ相談するのが一番です。
つまり、あなたが信頼できる宝石屋さんに捨て方を聞くんです。
本来のちゃんとした宝石屋さんなら、あなたの相談に親身に応えてくれます。
捨てるのなら、貴金属や付いている宝石の買取を行う。
残すなら、修理やクリーニングを行う。
他にも色々アドバイスを貰えるでしょう。
ただこの時忘れてはいけないのは、最終的な判断はあなたが行うことです。
決定権は、必ずあなたが持つこと。
本当に廃棄するかどうか、専門家の話を踏まえた上で判断しましょう。
ちなみに。
一見のお店で宝石の処分方法を聞いたり、電話で回っているリサイクル業者に聞くのはダメですよ。
無理やりリフォームの話に持って行かれたり、強引に買い取られる可能性もあります。
処分方法を聞くのは、あくまでもあなたが信頼できる宝石屋さんです。
とはいえ、今のご時世、「信頼できる宝石屋さん」がどんどん減っているんですけどね。