お金をかけずに撮影するジュエリー写真

家にあるモノを駆使して美しい写真を撮影しよう!

当ブログはプロモーションが含まれています

【ジュエリー本No.54】宝石検定の公式テキストは書籍として買う価値あり!

f:id:himmelan:20210520224311j:plain

 

宝石検定の公式テキストを、手に入れました。

全ページカラー、しかも写真がいっぱいで眼福なテキストでした。

 

今回このブログには、いつもの書籍紹介のような、アマゾン・楽天などの購入先はありません。

なぜなら、このテキストを購入できるのはたったの一か所だけなのです!

 

www.kentei-uketsuke.com

 

こちらの、宝石検定公式ページからのみ、購入することが可能です。

購入したい方は、是非公式ページからご購入下さい。

 

宝石検定公式テキストの購入方法・価格

まずは基本的なところを。

 

先に記述した通り、宝石検定公式テキストは宝石検定公式ページから購入することができます。

逆に、一般書店、amazonなどの各種ネット書店では購入は出来ません。

 

実際のテキストを見ると分かるのですが、宝石検定公式テキストにはJANコードもISBNコードもありません。

つまり書店で流通しない書籍、自費出版本(?)ということなのでしょう。

 

このテキストにISBNやJANを付けない理由は、私には分かりません。

出版する側にとって付けないことに理があるのか、それとも検定が始まったばかりなので、まだ小規模販売しか想定していないのか…………

だとすれば、もし今後宝石検定が広く世に広まり、受験者が増えたら、ISBNやJANも付いて、書店でもテキストが購入できるようになるのかもしれませんね。

そうなれば、ISBNやJANも付くのかもしれませんね。

 

価格は、

  • 製本版:3,200円(税込)
  • オンライン版:2,500円(税込)

 

オンライン版の方が安いですが、製本版がおすすめです。

全ページがツルツルとした紙質で、おそらく画像の印刷にも適切(?)なのでしょう。

大量に掲載されている写真はどれも美しく、どうせ手に入れるなら紙ベースで手元に置いておきたい! と思わせる素晴らしい一冊でしした。

 

検定用テキストにしておくには、勿体ないような一冊です。

 

テキスト内容は宝石学を分かりやすく要約

テキストの内容は、前半に宝石学の基本的な内容が解説されています。

後半は、個別宝石の科学的特性、歴史、宝石にまつわる物語などが続きます。

 

読後の感想としては、本格的に宝石学を学んだことがある人にとっては、「簡易な内容」です。

例えば、各結晶系については、晶系の名称と単位格子に関する基礎のみ。

学べば皆が大混乱する(え?私だけですか?)回転軸・対称軸の話題とか、単位格子の詳しい内容までは書いていません。

宝石の色因も、「ある一定の元素が原因で色付いている」程度の内容です。

 

いやもう、2級の段階で結晶学とか化学とかの深い知識を求められたら、私はきっと受験しない………だって、私は文系一筋だったのですから。

 

後半に記述されているのは、ダイヤモンドから始まる、各宝石論

硬度の高い方から順に、主要宝石の様々な事柄について、写真付きで解説されています。

 

ここは、本当に面白い。

宝石検定受験者として、基本的に知っておく情報はもちろんのこと、各宝石の名前の由来、有名な宝石の物語など、へぇ~と感心する話題が沢山ありました。

 

真珠の項目について疑問があります

ところで、このテキストを最後まで読んで、1点疑問が浮かびました。

それは、「真珠」の項目。

 

「クロチョウ養殖真珠やシロチョウ養殖真珠は、南洋真珠とも呼ばれています。」

 

この一文に、疑問を持ちました。

いえ、もっとはっきり言いましょう!

この一文、間違ってませんか!?

 

私、確かどこかで、「南洋真珠は、シロチョウ真珠のことを指します。クロチョウは南洋真珠の範囲には含まれません」と教わった気がするんですよね。

「ある一定以上の年齢の業界人(主に真珠業界の人)は、クロチョウのこともまとめて南洋真珠と呼んでいるが、これは誤用なので気を付けよう」

このようなことも、言われた気がする…………

 

そもそも、南洋真珠は英語ではSouth Ocean Pearl(SOP)と書くことが多いです。

そして国内で「SOP」と言われたら、シロチョウ養殖真珠のことを指します。SOPと言われてクロチョウを入れる人は、ほとんどいないと思います。

それなら、南洋真珠にクロチョウが含まれるのはおかしくありませんか?

 

でもなぁ。

私何処で「南洋真珠にクロチョウは含まれない」と教わったのかを、覚えていないのです。

 

GIAでも学びましたし、その後一時期FGAの勉強をしようかな?みたいな時もありました。

最近だとジュエリーコーディネーターの勉強もしたし、真珠検定も受けた。

それ以外にも、各種業界のルールブックを読んだり、セミナー行ったり、書籍もいろいろ読みました。

業界の人とも沢山お話をしました。

業界歴は間もなく20年…………私は一体どこで「南洋真珠にクロチョウは含まれない」と教わったのか、それが思い出せないのです。

 

間違っているのは、私なの?

それとも、業界ルールが変わった?

 

ああ、誰か真珠の有識者の方、ご教授ください。

「南洋真珠にクロチョウは含まれない」

この知識、間違っているのでしょうか?

 

というか私も真珠の専門家……有識者のはずなんだけど…………

いっそのこと、販売元の一般社団法人日本宝石協会に問い合わせてみる?

 

「宝石検定 公式テキスト

発行:一般社団法人 日本宝石協会