あなたは、ジュエリー業界、宝飾業界で働きたいと思いますか?
本気でこの業界を目指していている人も、ぼんやりと宝飾業界に入りたいと考えている人も、是非読んでいただきたい本があります。
- ジュエリー業界・宝飾業界は派手な世界ではありません
- 「ジュエリーの基本ブック」は業界の仕事内容を紹介してくれる
- 堅実真面目なジュエリー業界へようこそ
- 「ジュエリーの基本ブック」が出版されたのは今から約13年前
ジュエリー業界・宝飾業界は派手な世界ではありません
まず、もう絶対に一番最初に行っておきたいのは、ジュエリー業界や宝飾業界は華やかな世界じゃない、ということ。
ジュエリー業界・宝飾業界に入りたいと思う方は、どうか「ジュエリー」の美しさばかりに目を向けないでください。
現実は、ジュエリーなんかとは違う。光ってないです。
派手なのは商品だけで、堅実な会社は皆真面目で地味。
働く人も、大抵の人は煌びやかじゃない。
それがジュエリー業界です。
業界人だからといって、派手なジュエリー身に着けられるわけじゃないし、そもそも給料も安いです。
「ジュエリーの基本ブック」では、そんな業界の現実を垣間見ることができます。
「ジュエリーの基本ブック」は業界の仕事内容を紹介してくれる
今回紹介する「ジュエリーの基本ブック」は、ジュエリー業界の仕事内容を教えてくれる一冊です。
第一章は、様々な業界人のインタビューと、一日の仕事内容の紹介。
デザイナー、バイヤー、ショップ店員、サロンのオーナーに宝石鑑定士。
この業界で働く様々な人の、具体的な仕事内容やどんな思いで働いているかをインタビュー形式で読むことができます。
それにしても、皆さん真面目。
インタビューで述べられている、仕事に取り組む姿勢の話じゃないですよ。
仕事に対して真面目なのは、プロとして当然です。
そこじゃなくて肖像の写真がね、真面目なんです。
失礼な話だと思いますが、どなたも緊張しながら撮影に挑んでるんだなー、とはっきりわかる表情で写ってる。
書籍の取材に緊張しているのが、手に取るようにわかる。
皆さん本当に真面目な方なんだな、と。
高額品を扱うけれど、どこにでもいる普通の人なんだな、と。
だからね、言ったでしょ。
この業界派手じゃないんです。
真面目で地味な人が多いんです。
堅実真面目なジュエリー業界へようこそ
給料は安い、働く人は真面目。地味な世界、ジュエリー業界。
キラキラ輝くのは、どちらかというと商品の方ばかりです。
そんな堅実真面目なジュエリー業界へと足を踏み入れようとするあなたに、「ジュエリーの基本ブック」程、役立つ本はありません。
この本では、現場で働く人のインタビュー以外にも、この業界にどのような仕事があるのかを教えてくれます。
仕入れ花形の、バイヤー。
ジュエリー制作の花形、デザイナー。
企画の仕事、営業の仕事、それから事務の仕事…………
本来ならジュエリー業界に足を踏み入れないとわからないような内容も、ばっちりわかる。
あなたは、ジュエリー業界でどんな仕事をしてみたいですか?
「ジュエリーの基本ブック」が出版されたのは今から約13年前
「ジュエリーの基本ブック」が出版されたのは、2008年12月18日。
今から13年も前なんですよね。
十年一昔、とはよく言ったものです。
掲載当時はあった会社が、今はない。
掲載当時は当たり前だった流通の過程が、今は当たり前じゃない。
だからこの本に書いている内容には、今となっては古い情報であることも多々あります。
それでもジュエリー業界目指すなら、「ジュエリーの基本ブック」に掲載されている内容は、知っておいて損はないです。
何故なら、流通過程が変わっても、個々の仕事の内容は変わっていないから。
デザイナーや加工職人は今もちゃんといますし、バイヤーもいます。
そしてなにより、この本に載っているような人たちが、今でもジュエリー業界で働いています。
十年一昔とは言いますが、今も本当にこの本に掲載されているような世界が繰り広げられているんですよ。
「ジュエリーの基本ブック」
著者:宮坂敦子
出版社:株式会社誠文堂新光社