お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【刻印の世界No.10】外国製品の刻印でジュエリーの出身地を知る

ジュエリーの刻印は、当然ですが、外国から輸入されたジュエリーにも打刻されています。

そんな外国製品の場合は、日本とはまた異なる刻印のルール(仕様?)があります。

 

例えば、貴金属の純度刻印が絵柄であったり、K18が750となっていたり。

中国の製品だと、貴金属の純度が漢字表記になる場合もあります。

「足金」がそうですね。

 

詳細は、こちらをどうぞ ↓ 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

まあ、このようなルールのことはさておき

 

手元にあるジュエリーに、外国製とわかる刻印が打刻されていると、ちょっとワクワクします。

なぜなら、ジュエリーの故郷が分かるから。

 

今回は、そんな遠い国から来たジュエリーである証明、外国製品の刻印の話です。

 

 

「ITALY」の刻印は度々見かける海外由来の刻印

 

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この写真のように、「ITALY」と書かれた刻印は、結構高い頻度で目にします。

特に金製品に多いです。

 

イタリアは、金細工の国。

そのゴールドジュエリーの歴史を辿ると、紀元前にまで遡ることができます。

現在でも、イタリアンジュエリーと言えば、金細工が施されたジュエリーを思い浮かべますよね。

この刻印があるということは、おそらくこちらのチェーンはイタリアで加工されたものなのでしょう。

 

ちなみに。

ホワイトゴールドも、金細工の一種ですよ。

 

イタリアのホールマークの目印は「★」

イタリア製である証明となる刻印は、他にもあります。

それはいわゆる、イタリアのホールマーク(国が発行する純度証明の刻印)。

 

【★ 〇〇〇〇 AR】

 

↑ これが、イタリアのホールマークです。

(〇は数字が入ります/アルファベットは仮のものを記載しています)

 

イタリアのホールマークは、星マーク数字アルファベットで構成されています。

数字は、貴金属メーカーと認証された際に割り当てる番号

アルファベットは、イタリアの地方名の略です。

 

イタリアのホールマーク話と言えば「ウノアエレ」

 

イタリアのホールマークで有名な話と言えば、老舗ジュエラーUnoAErre(ウノアエレ)です。

ウノアエレが何故ウノアエレという社名になったのか、それは同社のホールマークを紐解くことで分かります。

 

ウノアエレが、トスカーナ州のアレッツォで創業したのは、1926年。

同社はアレッツォで初めての貴金属製造業者として、登録番号が割り当てられました。

そのホールマークが、こちら。

 

★ 1 AR

 

1はイタリア語で「ウノ」と読みます。

Aは「ア」、そしてRは「エッレ」。

つまり、「ウノアエレ」はホールマークをそのまま読んだ社名・ブランド名なんです。

 

正体不明の刻印をネット検索すると海外メーカーのサイトが!

 

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次は、こちらの刻印です。

少しピントがずれていますが、このジュエリーには「YVEL」という刻印がありました。

左側には、750(?)の刻印。

7が隠れているのでわかりにくいですが、K18製のジュエリーです。

 

YVEL?? これは、初めて見る刻印でした。

アルファベットが並んでいるので、どこか外国の刻印か、私の知らないメーカーの名前か、それとも全く違う意味のある刻印なのか………

 

こういった分からない刻印に出会ったときは、Googleに聞きます。

刻印の正体がわからなくても、もしかすると何かヒントとなる情報があるかもしれません。

 

「YVEL jewelry」、検索。

 

……………………………

……………………

……………

あ、あった。まさかの検索ヒット。

 

こちらは、イスラエルのジュエラーでした。

社名をそのままジュエリーに刻印していたようです。

遠くイスラエルから、ようこそ日本へ。

 

それにしても、素晴らしい時代ですね。

どんな専門的な話題でも、上手くネットで検索すれば回答を得られる。

それも世界中の知識を。

凄すぎて、脱帽です。

 

刻印がジュエリーの出身地を語る

 

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刻印というのは、ジュエリーの様々な情報を刻んだものです。

貴金属の純度に、使われている宝石の質量。

 

中には、今回紹介したような、ジュエリーの出身地を語る刻印もあります。

イタリア製のように、分かりやすく国名や国のホールマークが打刻されていたり。

一見どこの国なのかわからないものが、ネット検索で正体判明したり。

刻印は、短い表記の中で色々なことを教えてくれます。

 

手元にあるジュエリーが、思いもよらない国から来たものだった。

そんなことが分かれば、また違った目でジュエリーを楽しむこともできますね。