お金をかけずに撮影するジュエリー写真

家にあるモノを駆使して美しい写真を撮影しよう!

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【写真No.12】鏡面写真を撮る場合は鏡に角度を付けて

今回撮影した写真は、こちらです。

 

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鏡に乗せて撮影する写真、結構好きです。

リングが鏡面に反射し、豪華になります。

 

今回は、真正面からリングを撮影したかったので、ただ鏡に載せるだけではなく、ちょっとだけ工夫をしています。

 

 

使用した道具は、白箱、卓上照明、卓上鏡×2、コルクシート、A4コピー用紙、布

 

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撮影風景は、こんな状態です。

白箱と右に立てている鏡、卓上照明はいつも通りですね。

 

背景に使用したのは、薄いコルクボード

いわゆる、壁に懸けて写真とかを飾るアレではなく、厚さ3mm程度の「コルクシート」と呼ばれるものです。

 

数年前に、東急ハンズのバーゲンで一枚100円!で売っていました。

資材コーナーって、こういう「あ、写真に使えるかも!」という道具が置いてたりするのが良いですよね。

でも、今は不要不急の外出は自粛しているので、そんな出会いも減りました。

 

普通に購入すると、流石に100円では手に入らないと思いますが、Amazonや楽天でも取り扱いがあるようです。

 

 

このコルクシートを白箱に敷いて、背景にしています。

A4コピー用紙は、レフ版代わりとして、鏡とは反対側の左側面に立てかけました。 

 

リングを置く卓上鏡に角度を付ける

先程の撮影風景写真にも写っていますが、今回リングを置く卓上鏡にはわずかに角度を付けています

その拡大写真がこちら。

 

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鏡の下に折りたたんだ布――眼鏡拭きです――を差し込むことで、手前を高くしています。

小さな布を差し込むだけなので、極端な角度は付けていません。

 

角度を付けた理由は、卓上鏡の縁が映るのを避ける為です。

実際にどんな差があるかを、見ていきましょう。

 

角度を付けなかった場合

 

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今回使用した卓上鏡は、無印良品で購入した「ポリプロピレン」の卓上鏡。

つまり、鏡には白い縁が付いています

 

上の写真のように角度を付けずに撮影すると、リングの直ぐ上に白いラインが入ってしまいます

この写真は、随分マシに撮影できました。

ほとんどの場合、リングと鏡の縁はくっついて移ります。

 

これでは、上手く写真を切り取ることが出来ません。

 

もちろん、白い部分を画像処理ソフトで消すことも出来ます。

ただコルクの背景は単色ではないので、不自然な仕上がりになることも。

長い時間を加工に割くのは嫌なので、この白いラインが写らない角度を探します

 

角度を付けた場合

 

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そして、こちらが布を差し込み角度を付けた写真

鏡の縁が、先程よりリングから離れました。

これなら加工しなくても、完成写真に鏡の縁は入りません。

実際の完成写真はこれとは違うのですが

 

この時注意したいのは、角度を付け過ぎない事。

あまり角度を付けると、リングが滑り落ちるんですよね。

 

ホワイトワックス等でリングを止めれば良いのですが、アップの写真の場合は使用した小道具が映り込み、結局またそれを消すための加工が必要になる。

加工したくないから角度付けたのに、本末転倒になります。

 

後ろを高くした方が鏡の縁は映らないのでは?

 

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後ろを高くする方が、鏡の縁は写らない。

確かにその通りですが、今回のようなアップ写真では、前方を高くする方をおすすめします

 

ジュエリー写真、特にメインストーンがある写真をアップ撮影する時、一番メインとなる宝石は正面もしくは少し上を向いていて欲しい

今回の場合は、中央のグリーントルマリンですね。

鏡の後ろ側を高くすると、どうしてもリング全体が俯いてしまいます。

 

被写体が俯いた写真は、何となく寂しそうに見えますよね。

アップでジュエリーだけを撮影する場合、上向きの堂々とした感じの写真が良いので、今回の写真では前を高くしています。

 

構図や背景によっては、俯いたジュエリー写真も素敵に見える場合もありますけどね。

 

【写真No.12】 リボンモチーフのトルマリンリング 完成

 

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今回は、鏡に乗せたジュエリーの撮影方法でした。

 

鏡に角度を付けて背景を切り取りやすくし、更にはジュエリーも上向き加減になるように。

鏡の角度、もしくは撮影角度がわずかに変わるだけで、ニュアンスも随分変わります。

 

少しずつ角度を変えて撮影するのも、面白いかもしれません。

 

撮影商品&使用道具

 

撮影商品

 

  • K18 グリーントルマリン&パライバトルマリン リング

 

 

使用道具

  • 白箱
  • 卓上照明
  • 卓上鏡×2枚
  • コルクシート
  • A4コピー用紙
  • 布(眼鏡拭き) 

 

しばらく手に入らないもの

  • 写真用道具との偶然の出会い

(不要不急の外出は、自粛しましょうね)