お金をかけずに撮影するジュエリー写真

家にあるモノを駆使して美しい写真を撮影しよう!

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【写真No.22】鏡にジュエリーを置く時は鏡像と実物の境に気を付ける

今回撮影した写真は、こちらです。

 

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真珠真珠真珠、時々ダイヤモンド。

被写体を鏡の上に乗せて撮影した写真です。

 

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

こういうやつですね。

鏡にジュエリーを乗せると、面白い写真が撮れます。

そして、こういった写真はとても私好みです。

なんだか、ジュエリーって感じがしませんか?

 

今回も鏡に置いた撮影をしましたが、前回と異なるのは撮影角度

何故違う角度での撮影かという所も踏まえて、今回の撮影を紹介していきます。

 

 

使用した道具は、卓上照明、白箱、卓上鏡、手鏡、四つ切画用紙

 

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この写真には手鏡が写っていませんが、撮影時には白箱の左側に配置しています。 

白箱がむこうを向いているのは、白を映り込ませたかったから。

前回、「そろそろ白箱引退の時かな」とか書いてごめんなさい。

まだまだあなたは現役ですね。

 

今回の注目は、画用紙の位置。

上からかぶせるように、セットしています。

 

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卓上照明の上部と背面の壁を、テープで固定しています。

この時注意するのは、上から見た時にできるだけ鏡全体に画用紙が映るようにすること。

 

今回の背景は、この上部にセットした画用紙です。

そのためジュエリーを置く位置に、画用紙がちゃんと反射するように調整します。

 

上の写真を見るとわかりますが、画用紙の右上側(卓上照明の反対側)は特に何も固定していません。

紙がまっすぐ伸びているのは、この画用紙が厚みのある画用紙だったから。

 

画用紙は、紙なので丸めたり反らせることができる。

でもある程度の厚みがあるので、自立もする。

画用紙って、有能ですよね。

 

 

ネットで購入する場合は、厚みの記載がある商品がおすすめです。

安い画用紙を購入したらコピー用紙のように薄かった、では困りますので。

 

鏡に置いたジュエリーを上から撮影する

今回は、上方から撮影をしました。

 

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こうやってのぞき込む感じの角度です。

この角度で撮影した理由は、真珠の鏡像が増えすぎるのを防ぐためです。

 

前回のように鏡に置いたジュエリーを正面から撮影すると、実物のジュエリーと同じくらいのサイズで鏡像が映ります。

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

前回の写真は貴金属デザインのジュエリーなので、鏡像が写ってもそれが鏡像だとわかりますよね。

ところが今回のようにたくさんの真珠が鏡に映ると、鏡像と実物の境目があやふやになります。

どこまでがブローチで、どこからが鏡像なのかが分からなくなる。

 

折角のジュエリーも、全体の形があやふやだと美しくありません。

パッと見て違和感がない程度に、調整してあげる必要があります。

 

鏡像を減らすなら鏡を使わない方がいい?

鏡像が少ない方が良いのであれば、そもそも鏡を使わなければいいのではないか?

私もそう思い、鏡を使わないバージョンも撮影しました。

 

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この写真は、白画用紙の上で撮影しています。

これなら当然、鏡像はありません。

でも何だか物足りない気がします。豪華さに欠ける。

 

もう一度、今回の写真を見てみましょう。

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こっちの方が、華やかに見えますね。

 

鏡像は少ない方が良い、でも全く鏡像がないと写真がさみしくなる。

鏡を使って撮影する際は、適度に鏡像が映ることが重要なようです。

 

【写真No.22】黒真珠&ダイヤモンドブローチ 完成

 

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鏡像があると、確かに写真全体を華やかに見せてくれます。

けれどジュエリー写真で、ジュエリーの全体像が掴めなくなるのは良くありません

 

 

特に今回のブローチのように、同じもの(真珠)が連続するジュエリーの場合は、鏡像と実物の境目があやふやになりやすいです。

 

そのようなジュエリーでも、全体の形が分かるように、かつ、鏡像による華やかさも得られるように。

今回はそんな理想の角度を探しながら、鏡像写真を撮影してみました。

 

でもこの写真、真珠の映り込みはあまり意識していませんでした。

よく見ると窓(空)が映り込んでいて、青く光っていますね。

 

撮影商品&使用道具

撮影商品

 

  • K18WG 黒蝶真珠&ダイヤモンド ブローチ

 

使用道具

 

  • 白箱
  • 卓上照明
  • 卓上鏡
  • 手鏡
  • 四つ切画用紙

 

得られたもの

 

  • 真珠に映り込んだ青い空

 

いったん ↑ の事実を知ると、もう青い映り込みが気になって仕方なくなります。

試しに一番上に戻って、今回の画像を再度見てください。

そこしか見えなくなっているはずです。

 

前回の垂れ下がったチェーン、今回の映り込み…………

別にそこにあることが当たり前の存在なのですが、どうにも気になる。

ちょっとした呪いですね。