お金をかけずに撮影するジュエリー写真

家にあるモノを駆使して美しい写真を撮影しよう!

当ブログはプロモーションが含まれています

【写真No.23】ホワイトワックス使用例!リングの影の作り方

今回撮影した写真は、こちらです。

 

f:id:himmelan:20210610143801j:plain

 

暗闇での撮影です。二度目です。

そして、久々にホワイトワックスを使用しました。

 

当ブログでは、何故か人気の記事があります。

それがホワイトワックスでリングを立てる記事です。

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

なんでだろう?

「ホワイトワックス リング」と検索すると、この記事が検索順位トップに上がってきます。

あと「ホワイトワックス 撮影」でも、上位に入れてもらっています。

皆さん、ホワイトワックスの使い方を検索するのでしょうか?

この記事が参考になれば、幸いです。

 

今回は、そんなホワイトワックスに加えて、暗闇撮影も同時に行っています。

ちなみに、暗闇の取り扱いに関しては、こちらの記事をご覧ください。

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

この二つの撮影方法を組み合わせて、今日はダイヤモンドリングとその影の撮影を試みました。

 

 

使用した道具は、四つ切画用紙、ペンライト、スマホのライト、ホワイトワックス

 

f:id:himmelan:20210610143820j:plain

 

まずは、撮影の様子をご覧ください。

既に暗闇状態での撮影なので、少々わかりにくいですが、上にはペンライトを、左側にはスマホ背面のライトを置いています。

 

今回は、上記の二種類の照明を利用しました。

一つはダイヤモンド用に、もう一つは影を生み出すように。

それぞれ役割が違う照明の使い分けが、今回の撮影のポイントです。

 

また背景に関しては、影がきれいに出るように、白画用紙を使用しています。

 

まずはホワイトワックスでリングを立てる

 

f:id:himmelan:20210610143815j:plain

 

まず初めに行うのは、ホワイトワックスを使ってリングを立てることです。

 

6月になり、そろそろ室内温度も上がってきました。

でもまだエアコンに頼るには、早いようにも思いますよね。

そんなこの時期は、ホワイトワックスの取り扱いにも注意が必要です。

 

中途半端に室内温度が高いので、ホワイトワックスがちょっと緩いんです。

別に、ドロドロになるわけではありません。

ただ、冬の寒い時期やエアコンが効いた夏の室内よりも、若干柔らかくなっている気がする。

そんな環境では、上の写真のように、ホワイトワックスが指輪にへばりつき易くなっています。

へばりついたら後の掃除が大変なんです。

ホワイトワックスを綺麗に落として、もう一度綺麗に磨きなおさないといけない。

 

次回、ホワイトワックスを使うのであれば、エアコンが効いた室内で撮影するようにします。

 

はみ出したホワイトワックスの処理

ホワイトワックスでリングを立てると、どうしてもホワイトワックスがはみ出してしまいます。

 

f:id:himmelan:20210610211241j:plain

↑赤丸の部分です。

 

ホワイトワックスがリングからはみ出しているのは、写真としては美しくありませんよね。

かといって、撮影前にはみ出したホワイトワックスを、ヘラや爪楊枝で取ると、今度はリングが立ちにくくなります。

 

私は、ホワイトワックスはかなり少なめに調整していますが、それでも多少ははみ出してしまう。

これ以上ホワイトワックスを取り除くことができないため、基本的には撮影後の画像加工で消しています。

 

ただし今回の写真は、リングのダイヤモンド部分に焦点を合わせている写真。

一見しただけでは、ホワイトワックスのはみ出しはほとんど気になりません。

 

f:id:himmelan:20210610143801j:plain

 

リングの足元には「ジュエリーの影」もありますので、今回は何の加工もせず、はみ出したワックスを残すことにしました。

 

影を作ることは想像以上に難しい

 

f:id:himmelan:20210201110725j:plain

 

普段、何気なく見ている影。

自分で望む方向に、望む濃さの影を作るのって意外と難しいということを、ご存じですか?

 

日中の日の光では柔らかな影しか作れない

今回の撮影、本来は昼間~夕方に行う予定でした。

晴れた日の夕方くらいなら、斜めに影ができていい感じの写真が撮れる、と思っていたんです。

 

これが全然、できないんです。

 

まず、晴れた日の夕方、屋内で影を作ろうとしても薄い。

f:id:himmelan:20210128145011j:plain

以前の記事で紹介したこの影を見てもわかるように、日光では柔らかい影しかできません。

 

しかも、あっという間に太陽が沈むので、撮影できる時間が短い。

とても対応できませんでした。

 

影を作る道具は誰もが持っているあのライト

 

そこで次に考えたのが、暗闇の中で撮影する方法。

周囲が暗ければ、望む方向から光を当てて影を作ることができます。

 

問題は、光源を何にするか。

卓上照明は広範囲を照らしてしまうので、日光のような柔らかい影しかできません。

かといって、ペンライトでは光が弱すぎてうまく影を作れない。

 

何かもっと強い光でありながら、それほど広範囲に光が広がらないもの………

強い光を放って………

範囲を絞った光で………

そんな都合のいいものが………

f:id:himmelan:20200506165930j:plain

 

!?

 

とても身近に、丁度良いものがありました。

スマホのバックライト。

たまに点灯していることに気づいていないサラリーマンのスーツポケットで、煌々と光っているあのライトです。

 

強さも範囲も丁度いい、このスマホのライトで影を作り出します。

 

f:id:himmelan:20210610143807j:plain

こんな感じです ↑

(わかりやすいように、卓上照明を点灯した状態で撮影しています。本来周囲は真っ暗です)

影を作る光だけではダイヤモンドは光らない

無事に影もできたのですが、この状態ではダイヤモンドは真っ暗です。

何しろダイヤモンドに向けている光が、何もありませんので。

 

かといって、今回鏡を利用すると、せっかく作った影が台無しになる。

そのため、スマホの光を邪魔しないように、ダイヤモンドを輝かせる必要があります。

 

そこで登場するのが、ペンライト

ダイヤモンドに光を当てて、輝かせます。

 

f:id:himmelan:20210610143812j:plain

 

これで何とか、ダイヤモンドがキラキラ輝きました。

 

後は、毎度のことですが、撮って撮って撮りまくる。

ペンライトを動かしたり、角度を変えたり。

わずかな光の角度の差でダイヤモンドの煌めきが変わるので、連写機能も利用して、とにかく沢山撮影しました。

 

【写真No.23】 K18 ダイヤモンドリング 完成

 

f:id:himmelan:20210610143801j:plain

 

今回のこだわりは、何といっても右に伸びる濃い影

どうしても、この背後に伸びる影を撮りたかった。

 

それにしても、影を作るのって意外と難しいんですね。

もっと気軽に撮影できると思っていました。

 

ホワイトワックスも、撮影最後まで自立してくれました。

今回は米粒大の量しか使いませんでしたが、20分程の撮影は十分できました。

意外とこのリング、バランスが良いのかもしれませんね。

 

撮影商品&使用道具

 

撮影商品

  • K18 ダイヤモンドリング

 

 

使用道具

  • 四つ切白画用紙
  • ペンライト
  • スマホのライト
  • ホワイトワックス

 

ホワイトワックスでリングを立たせたいのでしたら、こちらの商品がおすすめですよ。