お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【写真No.5】ホワイトワックスでリングを立てて撮影

 今回撮影したジュエリー写真は、こちらです。

 

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見事に自立した、ブラックオパールのリング。

このようにリングを立てて撮影するには、特別な道具が必要です。

 

勿論、簡単に手に入る代替品もあるので、リングを立てたい人は是非チャレンジしてください。

 

ただし立っているリングの撮影は、結構「イラッ」とします

リングを自立させる場合は、広い心を持って行いましょう。

 

 

使用した道具は、白箱、卓上照明、鏡、背景用ラメノート、ホワイトワックス

 

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撮影風景は、このような感じです。

 

今回は、普段の道具にないものも使用しました。

まず一つ目は、ラメノートです。

 

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フライングタイガーで購入しました。200円くらいだったはず。

表紙がラメラメなので、撮影時の背景に愛用しています。

 

このシリーズのノートはとても使いやすくて、表紙の種類も豊富。

お店に行くたびに違う柄が売っているので、つい何度も購入してしまいます。

たまに奇抜すぎる柄もありますけど。

 

そしてもう一つの道具は、ホワイトワックス

今回のネックとなる道具です。

 

ホワイトワックスは写真撮影時の便利アイテム

 

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ホワイトワックスとは、文字通り白い蝋(ろう)の事です

写真撮影時に、被写体を固定する為に使用します。

 

粘着強度や柔らかさが異なる他の蝋もありますが、リングを立たせるにはホワイトワックスが一番適しています

 

 

ホワイトワックスはネットでも普通に販売されているので、特に手に入れにくいものではありません。

私は、昔東急ハンズで購入しました。

 

ホワイトワックスは米粒程度の量を使用する

ホワイトワックスを米粒くらいにちぎって丸め、リングの底面に付けます。

使う量はこれくらい。

 

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この時注意したいのは、沢山のホワイトワックスを使わない事。

沢山使えば、確かにリングは安定します。

でも、リングの脇からホワイトワックスがはみ出してしまいます。

 

必要最小限の量で、リングを立たせましょう。

 

ホワイトワックスを使用すると後片付けが大変

私は、正直ホワイトワックスが嫌いです。

確かにリングが立つので便利ですが、使った後が大変。

 

ホワイトワックスは蝋なので、一度リングに付けるとベットリと張り付いてしまいます。

特に暑い時期になると、バターのようにくっつく。

後でリングを綺麗に磨くのが大変です。

 

その為、5年以上前に購入したホワイトワックスも、未だにちょっとしか使っていません。

 

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約1cmくらい使ってる?

 

ホワイトワックスの代用品

ホワイトワックスは掃除が大変。

だけど、リングには立ってもらいたい。

 

そんな時の代用品が、これです。

 

  • 油ねんど
  • 練消しゴム

 

油ねんど

 

 

ホワイトワックスは張り付いてしまいますが、油ねんどならポロっと取れます。

油が付くけど、蝋が付くよりは掃除は楽

 

ただし、油ねんどはリングを立たせる力が弱いです。

パールリング等、頭の重いリングは油ねんどでは立ちません。

 

その為、リングを立てるにはそれなりの量が必要です。

なので、大抵リングからはみ出してしまいます。

 

それと、一つのパッケージあたりの量が多いのも困りものですね。

正直1kgもいらないんだけど……

 

練消しゴム 

 

 

 ホワイトワックス程ではありませんが、練りゴムもしっかりリングが立ちます

そして、あまりリングが汚れません。

しかも、ホワイトワックスと同じ白色。

 

文具店でなら、100円以下でも手に入ります。

上の写真のように、ちぎって使用するタイプがおすすめですよ。

 

リングを立たせたら時間との勝負

「リングが立つ」と言っても、実は自立している時間は短いです。

真上を向けて立てるならまだしも、少しでも傾けるとすぐにコケる。

 

リングというジュエリーは、ほとんどが頭が重いです。

その為、どんなにホワイトワックス等で立たせても、頭の重みで倒れてしまう

 

だから、リングを立たせたらすぐに撮影!

そしてリングを傷つけないように、コケる前には手でキャッチ!

 

裏でこのような苦労があるので、ちょっとイラッとします。

 

ブラックオパールは角度で色が変わる

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リングを立てるのだけでも大変なのに、今回の被写体はブラックオパール

 面倒な 美しい遊色効果(ゆうしょくこうか)が特徴の宝石です。

 

遊色効果とは、オパールを構成する珪酸粒子の隙間に当たった光の波長が回折現象をおこして石表面が――――

要は、オパール全体に入ったうろこ状の模様は、見る角度によって色や形が変わるということです。

 

つまり、オパールは撮影角度や光の角度で、見た目ががらっと変わる

 

上の三つの写真は全部同じオパールのリングですが、ちょっと角度を変えるだけで全然違う宝石のようですよね。

 

お気に入りの色や模様が出るまで。

リングを倒さないように。

万が一倒れたらちゃんとキャッチして。

 

オパールリングを立てて撮影するのは、ちょっと疲れる。

 

【写真No.5】ブラックオパールリング 完成

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オパールという宝石は、赤・青・黄色という全く異なる色の遊色が石全体に浮かんでいるものが最高級だと言われています。

残念ながら、このリングのブラックオパールは「赤」が足りません

 

でも、青と緑の組み合わせも、落ち着いた色合いで良いですよね。

 

リングを立てるのに苦労しましたが、遊色効果もちゃんと写ったので良しとしましょう。

 

撮影商品&使用道具

撮影商品

 

  • プラチナ製(Pt900)ブラックオパール&ダイヤモンドリング

 

使用道具

  • 白箱
  • 卓上照明
  • ラメノート
  • ホワイトワックス
  • イライラに負けない心