お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【写真No.6】鏡面仕上げしているジュエリーは撮影角度と背景で勝負する

今回の写真は、こちらです。

 

ダイヤモンドペンダント

 

鏡面仕上げしているK18製ダイヤモンドペンダントです。

 

この写真で最も厄介な点は、地金(K18)部分が鏡面仕上げであること

ピッカピカに磨かれているので、真正面から撮影すると完全に自分が写ります

 

この問題を解決する為に、今回は撮影角度と背景を工夫しました。

 

 

使用した道具は、白箱、卓上照明、鏡、書道用半紙

 

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今回の配置はあまり特別感はありません。

普通にペンダントを吊って、鏡で煌めきを追加しました。

 

使用したものの中で特別な道具と言えば、背景で使用した書道用半紙です。

 

私は趣味で書道を習っています。

長く習うと道具もいろいろ買いそろえ、気づくと半紙が山積みになるんですよね。

中には、高級な色付or柄付き半紙も。

 

今回は、そんな使わないまま放置されていた半紙を背景に利用しました。

 

半紙は種類が沢山ある

書道用半紙の種類

 

 利用した半紙は、羅紋箋 染 ギラ振り

 

タイトルからして、凄いですネ。

写真の「特徴」欄に書いてあるように、紙自体が柔らかく、表面は金粉を撒いたようにキラキラしています

 

半切(はんせつ/35×138cm/掛け軸用作品を書く半紙です)10枚で1,800円。

つまり1枚180円もする紙

まあ、1枚の大きさが結構大きい上に、書道道具専門店で割安なものを選んでいるんですけど。

 

書道の専門店でなくても、Amazonで「和紙」や「仮名用半紙」「仮名用料紙(りょうし)」と検索すると背景に使える紙が出てきます

背景として何か一つ購入するなら、いろいろな柄の紙がセットになった「仮名用料紙」がおすすめです。

 

 

今回使用する紙は1枚が大きい紙なので、とりあえず35×35cmくらいのサイズに切ります。

そして、くしゃくしゃと丸める。

 

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それを再び広げます。

 

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紙が柔らかいので、破れることもなく広がりました。

くしゃくしゃになったことで、キラキラの金色が複雑に反射します。

更に、漉いた紙特有の上品な高級感がGood。

 

これで背景の完成です。

 

鏡面仕上げのジュエリーは正面からとってはいけない

 

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鏡面仕上げされているジュエリーを正面から撮影すると、あなたが写ります

鏡面なので、当然ですね。

 

ジュエリー写真を良く見てみたら、撮影者が商品の金属部分に写っている! というのは、良くあることです。

しかも、今回の商品は鏡面部分が大きいので、ものすごく反射します

  

その為、今回のジュエリーのような鏡面仕上げジュエリーは、正面から撮影することができません

 

角度を付けて撮影する

 

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今回のジュエリーを、「正面から」撮影した写真。

鏡面部分には、周囲の様子が綺麗に映ってしまいました。

(不思議なもので、一度「映っている」とわかると、その部分ばかりに目が行き、気になって仕方がない)

 

 これを回避する為にも、鏡面仕上げのジュエリーの場合は、少し斜めから撮影すると良いです。

ただし、気を付けなくてはいけないのは、斜めに撮影しても何かは必ず鏡面に写ってしまうということ。

 

では何を映せばよいのか?

それは、「ジュエリーが美しく見える背景」。

 

今回選んだ背景は、金色の和紙なので、ジュエリーのゴールドとも良く合いました

 

この背景の他にも、ジュエリーが美しく見える背景はあるはずです。

これからもいろいろ挑戦し、ジュエリーの金属と相性の良い背景色を探していきます。

 

【写真No.6】K18ダイヤモンドペンダント 完成

 

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鏡面仕上げジュエリーに限らず、ジュエリーはピカピカである程、周囲の様子が反射してしまいます

本来ジュエリーはキラキラピカピカだから美しいのだけれど、それを写真で表現することは本当に難しい。

 

今回のペンダントも、完成までに何度も角度や光の当て方を変えて撮影しています。

ベストポジションが見つかるまで、ちょっとずつ動かす。

 

ジュエリー写真は本当に難しいですね。

 

撮影商品&使用道具

撮影商品

  • K18ダイヤモンドペンダント

 

使用道具

  • 白箱
  • 卓上照明
  • 書道用半紙