お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【写真No.8】いくら写真を撮っても上手くいかないこともある

今回の写真は、失敗です。

 

ジュエリー写真を撮影していると、たまに失敗ループにハマることがあります。

 

何をしても、上手くいかない。

構図を変えたり、光の方向を変えたり、ジュエリーの向きを変えたり。

挙句の果てには、画像編集でいろいろ触ったりするけれど、もう失敗は失敗なんです。

 

こういう写真になった時は、

やっぱり私は素人だな

と実感します。

 

でも、こうして失敗した写真も公開しておけば、いつか何かの訳に立つ……ような気もします。

 

ということで、今回の失敗写真はこちらです。

 

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何だか、パッとしない写真になりました。

 

 

使用した道具は、鏡、卓上照明、ガラス板、プラスチックケース、紙やすり

 

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撮影時は、このような配置。

 

今回は、卓上照明にひと手間加えました。

明りにクッキングシート(トレーシングペーパーでも良いです)を巻いて、柔らかい照明にしています。

光が柔らかくなると、真珠の輝きも柔らかくなります。

 

他にも、あまりギラギラしたジュエリー写真にしたくない場合には、巻き付けます。

 

ジュエリー写真を撮影でジュエリーを傷つけるのは御法度です

今回の写真ではバックが砂地に見えるように、背景に紙やすりを使用しました。

 

 

目の粗さで、印象も様々変わります。

色も意外といろいろあるので、楽しめます。

 

ただし、当然ながら紙やすりの上に直接ジュエリーを置くことは出来ません

傷が付きます。

どんなにそっと置いてもダメです。

 

そこで、背景と商品の間にガラス板をかませます。

 

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紙やすりの上に直接ガラス板を置くと「紙やすり感」が強くなるので、少し高さを作って背景をぼかし、砂地っぽさを出しました

 

今回は比較的低い台を使用しましたが、高い台を使うと背景をもっとぼかすことが出来ます。

これを利用して、様々なものを背景に使用するのも面白いです。

例えば、緩衝材(プチプチ)とか、皺を付けたアルミホイルとか、身の回りのいろんなものを試せます。

 

ガラス板に置く際にはアルコールとティッシュを使用します

ガラス板を使用する撮影は、前回も紹介しました。

  

jewelry-foto.hatenablog.com

 

前回は紹介しませんでしたが、ガラス板を使用する際にはちょっとしたコツがあります。

 

ガラス板の曇りはアルコールで取る

前回の写真もそうですが、ガラス板の上に商品を置く場合は、まずはガラス板をアルコールで拭きます

 

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少し前までは、貴重品でしたね。

薬局で普通に購入できる消毒用エタノールは、ガラス面を綺麗にするのに役立ちます。

ティッシュに少量しみこませ、拭き拭きしましょう。

 

ガラスは、思った以上に汚れています

ジュエリー撮影の場合は、特に指紋などの皮脂汚れが気になります。

そこで、エタノールを使用してガラスの曇りを取りましょう。

 

ガラスクリーナーだと、どのような薬液が使われているかわからないので、私ははっきり成分が分かるエタノールを使用しています。

 

もちろん、エタノールが良くないジュエリー・宝石も存在します。

念のため、十分乾いてからジュエリーを置いてください

 

ジュエリーに角度を付ける

ガラスを真上から撮影すると、どうしても自分自身やカメラがガラスに写りこみます。

そのため、多少角度を付けて撮影するのが望ましいです。

 

でも、ガラス板の上に平らにジュエリーを置いてしまうと、撮影時に正面を向いてくれません。

そこで、ジュエリーにも角度を付けます。

 

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角度を付けられるものなら、何でも良いです。

今回は、小さくちぎったティッシュを使用しました。

 

このティッシュをジュエリーの後ろに忍ばせると、こうなります↓

 

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ちょっとだけ、斜めにすることが出来ました。

アイテムによっては、後ろに何も置かなくても斜めに置けるジュエリーもあります。

また、写真の構図によっては、ジュエリーが正面を向かなくても良い場合もあります。

 

今回は、正面からの写真にしたかったので、カメラのレンズがジュエリー正面を捉えられるように、角度を付けました。

 

【写真No.8】なんだかパッとしない写真 完成

 

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実は、このブローチの撮影は、以前にも何度か試しています。

背景や撮影方法をいろいろと試しました。

でも、どうも「綺麗だ!」と思える写真になりません。

 

何だろう?

顔、かな?

 

被写体のジュエリーは素晴らしいのですが、どうしてもパッとしない。

細工も、素材も最高級のものを使用しているのに、それを写真で表現できていないように感じます。

 

やっぱり・・・・・・顔、かな?

 

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鼻までちゃんと描かれている、素晴らしい細工なのに。

 

とか言って責任転嫁し、自分のセンスのなさを棚に上げる。

これが、失敗写真が生まれる一番の原因です。

撮影商品&使用道具

 

撮影商品

 

  • K18ホワイトゴールド  淡水真珠のパンサーブローチ(ダイヤモンド 0.53ct/ルビー 0.26ct/ツァボライト)

 

使用道具

 

  • 卓上照明
  • ガラス板
  • プラスチックケース
  • 紙やすり
  • 消毒用エタノール
  • ティッシュ

 

撮影時の忘れもの

  • センス