お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【過去写真No.14】生の植物をジュエリー写真に用いる難しさ

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梅雨空なので、梅雨っぽい写真を探してきました。

 

濡れている花にダイヤモンドリングを置いている写真。に見えますよね。

でもこれは造花

一見水滴に見えている箇所も、透明のプラスチックのような素材です。

 

ジュエリー写真を撮影する際、お花や葉っぱなど植物を背景に使用したい事ありますよね。

私も何度も挑戦しています。

 

でも正直に言うと、「本物」を使うことは少ないです。

ドライフラワーや、プリザーブドフラワー、あと造花。

私が写真に使用する植物は、ほとんど生のものではありません。

 

生の植物を使用しないのには、ちゃんとした理由があります。

 

 

生の植物はタイミングが難しい

 

 

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私がジュエリー写真を撮影するのは、本業の合間。

あらかじめ、撮影日を決めている訳ではありません。

 

だから植物などの自然のアイテムを背景に用いる場合は、撮影時にたまたま手に入るものになります。

 

けれど生の植物は、身の回りにそれほど豊富にあるわけじゃありません。

たとえば、その日に咲いている庭の花。

たまたま部屋に飾っていた切り花。

勿体無いけれど、それらを摘み取って利用することになります。

 

しかも、生の植物が色艶ともに美しい期間って、とても短いですよね。

摘み取ってしまえば尚更です。

例えば今日咲いた朝顔を午前中に摘み取ってきて背景にしても、摘み取った瞬間から朝顔の花は枯れていきます。

 

構図を変えたり、照明位置を変えている間にも、どんどん萎れてしまう。

もたもたしていたら、あっという間に台無しに。

 

だから、生の植物は、タイミングよく植物が手に入り、タイミングよく撮影しないと、上手く撮影することが出来ません。

 

ジュエリーメインの写真にならない

 

このように、生の植物を利用する場合は、植物を適切に扱うことが重要になります。

出来るだけ素早く撮影して、触る時もそっと触れる。

つまり、私の意識はすっかり植物の方へと向いてしまっているんです。

 

そうやって撮影したジュエリー写真は、ジュエリーよりも植物が目立つ写真になっていることが多いです。

だって、植物の方ばかり気にしていますから。

 

花を撮りたいのか、ジュエリーを撮りたいのか。

中途半端に焦点がずれた写真は、結局どんなに撮影しても満足できる仕上がりになりません。

 

植物は、被写体として確かに美しいと思います。

でも私が撮りたいのは、ジュエリー。ジュエリーが美しく見える写真が良いんです。

 

生の植物を写真背景に使用することもあります

 

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もちろん、たまには生の植物を背景に利用することもあります。

上の写真は、以前紹介した写真。

右上の部分は本物の葉っぱです。

 

こんな風に自然に生の植物を自在に利用できるようになるには、上手に植物を扱える必要があるようですね。

 

生の植物と、ジュエリー。

ちゃんと扱えれば、面白い写真が撮れそうだと思うのですけどね。