私は普段、ジュエリー写真の背景は、主に無地を利用しています。
けれど、時には変わった背景の写真も撮りたい。
そんな時は、手元にあるいろいろな道具で面白い背景を作れないか、と挑戦します。
ただ、いろいろ挑戦しても、上手くいくこともあれば、そうでない時もある。
今回の写真は、背景はまずまずの出来でした。
背景は、ね。
残りがちなラメ入りアイシャドウを利用する
金色の背景に、砂? 粉? のようなものが見えますよね。
これは、ラメの入ったパウダータイプのアイシャドウです。
この商品は、実際に使用したものとは異なりますが、こういったアイシャドウは中々使い切れないですよね。
特に、パーティー用のキラキラメイクにと購入したアイシャドウは、残りがちです。
そんな余っているアイシャドウを使えば、キラキラした背景が作れるのでは? と考えて使ったのがこの写真。
プレスされているアイシャドウをカッターで削り、金色の用紙の上に振りかけています。
この写真では背景がゴールドなので、アイシャドウの色も、同系統のベージュ~ゴールドカラーを使用しました。
化粧品のついている部分にジュエリーは置けない
背景にラメのアイシャドウを使用したということはつまり、この背景は化粧品が付いています。
それも、通常のメイク落としでも厄介な、ラメ入りパウダー。
男性の皆様には馴染みが薄いかもしれませんが、メイクを落とすのは結構時間がかかる作業です。
ましてや、「ラメ」という極小のキラキラを顔や体に付けたら、落としても落としても、ラメが取れない。
中には、翌日になっても滞留するツワモノすら居るんです。
そんな中々取れないラメを、ジュエリーにつける訳にはいきません。
そのためこの写真も、背景の上にガラス台を置き、ガラス台上にペンダントを置いて撮影しています。
背景色とジュエリー色の愛称が悪い
そうして用意した背景とジュエリー。
おそらくこの時も、何枚も撮影したはずです。
でも、一つ問題がありました。
背景がゴールドのところに、プラチナ製のエメラルド。
この組み合わせ、色の相性的にはどうなのだろう。
なんとなく、背景のゴールドカラーに引っ張られて、エメラルドの緑色がくすんで見えますよね。
折角考えて作った背景なのに、この写真では被写体の選定が良くなかったかな?
どんな色のジュエリーなら、ゴールド背景で映えるんだろう?
新たな課題が見えた写真でした。