決して、季節感を意識して撮影した写真ではありません。
たまたま、「夏~秋への移り変わり」っぽい写真だな、と感じただけで。
以前にも使用した、シックな色のブーケに乗せた、ブローチの写真。
ゴールドの台に、クリーム系カラーの南洋真珠。
そんな暖色系ブローチに添えられた、ペリドットの鮮やかな緑。
本当ならこのブローチには、ピンク系とかイエロー系の石を入れた方が統一感はあるのでしょう。
けれど、そこをあえて緑色の石を入れている。
不思議な色の組み合わせです。
夏の鮮やかな緑が終わり、落ち着きある秋の色味へ。
去りゆく夏の緑を、ペリドットの黄色みあるグリーンで表現。
…………なんてね。
初めにも言った通り、狙って季節感を演出したわけではありません。
上記の感想は、完全な後付けです。
ですが、いろいろなパターンでたくさん写真を撮影していると、出来た写真を後から見たときに、撮影時とは違った感想を持つこともあります。
あえて写真を加工せず、明るさを押さえて、黄色みを残したのも良かったのでしょう。
初秋を感じさせるなぁ、と。
え?
撮影した時の感想はどうだったのか、って?
「ブローチなのに、ブローチっぽく見えない。
あえて斜めに撮影したせいで、ジュエリー全体像も映ってない。
はい、ボツ写真決定!」
………この写真の教訓は、
「たとえ上手くいかなかったと感じる写真も、ちゃんと残して置こう。
後から自分で自分のことを慰められるから」
です。