先日、ふと立ち寄った本屋さんで、大量に平積みされていた大きな本をみつけました。
小学館の図鑑NEO
「新版」岩石・鉱物・化石(DVD付き)
宝石ポスター&クリアファイル付き
いわゆる、「図鑑」というサイズの本。
大の大人が抱えて持つような、特大&特重書籍。
にもかかわらず、思わず衝動買いしてしまいました!
その日は荷物も結構あって、正直図鑑を持って帰ることに抵抗はあったんです。
だって、今時書籍はネット購入することも出来る。
絶対に今買わなくてはいけない、というものじゃない。
なのに気が付いたら、私は図鑑を抱えてレジの列に並んでいて。
久々の、完全な衝動買いでした。
でも本当に買ってよかった!
小学館の図鑑NEOを、ただの子供向けの図鑑だなんて思ってたら大間違いです!!
まさに、宝石好き必読の一冊!
これまでいくつかの宝石図鑑系書籍を紹介してきましたが、他の本買う前に、まずこれを買うべきです!!!
大きな本はもちろん中身も大きく掲載
大きな図鑑の最大の利点は、大きいことですよね。
本が大きいなら、掲載写真も大きい!
小学館の図鑑NEO「新版」岩石・鉱物・化石は、縦が約28.3cm、横約22cm、厚みも2.6cmくらいある、大きな本です。
なので、当然、開くとかなりの大きさがあります。
その大きな本いっぱいに、沢山の鉱物写真や宝石写真が!
しかも、どの石にも丁寧な解説までついています。
特に見開きで大きく掲載されている結晶写真は、大迫力!
写真が大きいので、隅から隅まで、舐めるように見ることも可能ですよ。
特に私のお気に入りは、蛍石(フローライト)と石英(クォーツ)が共生している鉱物写真。
淡い紫と無色の結晶が作り出す、神秘的な造形。
写真でもその美しさにうっとりします。
そんな美しい鉱物写真が、見開きでドーンと!
実物を触れられるわけじゃないのに、思わず手でフローライトを撫でてしまいました。
「え?高等な専門書なの?」中身の充実に驚く一冊
写真が大きいことだけが特徴ではありません。
説明文が、すごく丁寧!
しかも、漢字はほぼ全てルビ付き。
小学生向けの本なのだから、当然ですが、子供でも分かるような説明になっています。
でも、油断してはいけません。
子供にも分かるように説明されていますが、内容は専門書並です。
例えば、「結晶系」の話題。
解説されている内容は、完全に専門的な結晶系に関する話題です。
等軸晶系や斜方晶系、単斜晶系、三方晶系などなど、これらの結晶系の何がどのように違うのか、またそれらがどのように鉱物の話題に関わってくるのか。
三辺の長さや、交わる角度の違いなど、宝石学を学んだことがなければ、ちんぷんかんぷんな内容ですよね。
しかもそのページの枠外解説には、
三方晶系と六方晶系は、単位格子は同じ形ですが、結晶の形(対称性)にちがいがあらわれます。
ですって。
完全に、結晶についての基本がわかっている人向けの内容でしょ?
これが、小学生向け図鑑の中身です。
子供向けだなんて考えて読んだら、痛い目にあいますよ。
小学館の図鑑NEOシリーズの醍醐味「ドラえもんDVD」
とはいえ、子供向けの子供らしい特典も、もちろんついています。
「ドラえもんDVD」
ネタばれになるので内容の言及はしませんが、(ネタばれという程のものでもないけれど)内容は子供向けに作られた鉱物や化石の解説動画です。
アニメと実写を入り混ぜて作っているので、とってもわかりやすい。
しかも、全部で80分もある長編動画。
何度見ても面白い内容ですよ。
ちなみに。
のび太君って、実は頭良くない? ドラえもんに英才教育されてない?
そんな風に思うのは私だけなのでしょうか?
こんな素晴らしい図鑑を手にしている最近の子供たちに嫉妬
大きな写真に、専門書顔負けの解説。
更にはより理解を深めるDVD付き。
小学館の図鑑NEO「岩石・鉱物・化石」は、これだけの内容でたったの2,200円で買えるんです!
安いでしょう?
たしかに、小学館の図鑑NEOを全巻そろえるのは、お金も場所も要るから大変です。
でも、自分(もしくは子供)の興味あるジャンルだけを購入するのなら、絶対お買い得だと思いますよ。
私も、子供の頃に図鑑を買ってもらったことがあります。
当時の図鑑は、写真こそ美しかったですが、ここまで専門的な内容ではなかった(と思う)し、当然DVDなんてついていませんでした。
それが、今ではこんなにも充実した内容になって………
本当、現代っ子が羨まし過ぎます。
宝石学を学びたい、鉱物、宝石についてもっと知りたい、そう考えているあなた。
小学館の図鑑NEO「岩石・鉱物・化石」なら、とっても手軽に丁寧な説明と大きな写真付きで宝石を学ぶことができますよ!
小学館の図鑑NEO「岩石・鉱物・化石」
出版社:小学館