今回紹介する本は、いつもほど「おすすめ」はしていないです。
なぜなら、読む人を選ぶ内容だから。
毛嫌いする人は、全然受け入れられない。
好きな人は、信心するように受け入れる。
そんな内容の本です。
宝石鑑定士という立場から見たパワーストーン
本の紹介の前に、一言。
私は、宝石鑑定士として、断言していることがあります。
宝石に、パワーストーンとして語られるような、不思議な力はありません。
幸運を呼び寄せないし、恋人を作ってくれない。ましてや病気は治らないし、寿命は延びません。
パワーストーンでパワーを得ているのは、パワーストーンを利用して商売している人だけです。
なぜ断言するのかというと、私が宝石鑑定士を名乗っているからです。
宝石鑑定士とは、科学的な見地から宝石を研究する職業です。
なので、その立場にある人間が、「宝石に不思議な力がある」と言うことは出来ません。
だって、鑑定士がそんなことを言ってしまうと、パワーストーンの効果に科学的な根拠があるように聞こえるでしょう?
もちろん、パワーストーンのすべてを否定している訳ではありません。
ただ、考え方が少し違うんです。
力があるのは、宝石の方ではない。
パワーストーンを手にしたあなた自身の努力こそが、パワーストーンの力の根源だと考えています。
パワーストーンは願掛けのためのツールにすぎません。
願をかけたあなたがパワーストーンを見るたびに、意識・無意識関係なく、「努力しよう」と感じ、行動していた。
望みを叶えるためにあなたが本気で努力をしたから、願いが叶った。
どこか別のところから、未知のエネルギーを得たのではありません。
あなたが、望みを叶えるために自分で頑張ったんです。
「内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本」とは
私のパワーストーンに関する考え方を前提に、「内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本」を紹介していきます。
タイトルから見ても分かるように、この本は内科医の先生が書いたものです。
だから、科学的な見地からパワーストーンにある効力について解説する本、だと思ってしまいますよね。
トルマリンの静電気が体に与える影響は~、とか。
でも、この本の内容は全然違います。
パワーストーンには未知なる力が存在し、科学的に証明できないが、パワーストーンに触れることで様々な病気が治る。
乱暴な説明ですが、このような内容のことが書かれた本です。
実際に、この先生が担当された患者さんがパワーストーン療法(?)で治った、などの経験談もあるので、全てが眉唾ではないと思います。
でもタイトルにある「内科医が書いた」という一言が、どうしてもシックリこないんですよね。
私はそんなモヤモヤした気持ちを抱いたまま、「内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本」を読みました。
そして、読み終わってからあることに気づいたんです。
パワーストーン関連書籍は占いの本
「内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本」を読み終わり、気づいたこと。
それは、パワーストーン関連書籍は、本屋さんの占いコーナーに置いている、という事実です。
つまりこの本は、占い本なんです!! 医学本じゃない。
初めからこの本は、占い本の棚に並んでいたんですよ。
なのに、私は「内科医」という言葉から勝手に本の内容を妄想し、勘違いしていた。
そう思うと、何だかすっきりしました。
要は、「内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本」は、医者が書いた占いの本なんですよね。
だから、本文中に「輪廻転生」とか「宇宙からのメッセージ」とか、そのような内容が出てくるんです。
科学的な内容や、医学本にそんな言葉か書いてあったら、とても怪しい内容になります。
でも、占い本にはそんな言葉入っていても、問題ない。
むしろ、読者はそのような神秘的な内容を期待していますよね。
筆者の意図と違っても「占い本」と言う方が受け入れやすい
おそらく、筆者はこの本を「占い本」として執筆したわけではないと思います。
ただ、私のようなごく一般的な人間にとって、この手の本は「占い本」として読んだ方が受け入れやすいんです。
で、人並みには占い好きだと自負する私は、しっかりとこの本に占ってもらいました。
まずは自分の「本質数・運命数・個性数 」を割り出して、自分の持って生まれた宿命?のようなものを確認。
そして、私に相応しい宝石が何なのかも、ばっちり確認済みです。
筆者の意図とは違うかもしれませんが、医者が書く占い本で、あなたも自分に相応しい宝石を見つけてみませんか?
「内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本」
著者:堀田忠弘
出版社:マキノ出版