お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【写真No.40】黒レフ板で真珠の魅力を写真に収める

とても久しぶりなジュエリー写真のお話です。

なぜ久々にジュエリー写真の話をしたのか?

それは、

 

今年が半分終わってしまったことで、今年の目標のことを急激に思い出したからです☆

 

→今年の目標「真珠写真撮影の上達

jewelry-foto.hatenablog.com

月日が経つのは、早いものですね………

 

さて。

今回の写真は、こちら。

あっさりとした真珠の写真です。

 

 

使用した道具は黒画用紙と黒手袋

今回は久々の写真撮影に関するお話ですが、内容は過去記事と被るところも多いです。

 

ざっくり言うと、

真珠撮影は、やっぱり黒レフ板と黒手袋があると良いよね。

というお話です。

 

今回の撮影風景です。

光源は右側からの卓上ライトです。商品(真珠ルース)は赤丸の位置に置きました。

 

黒手袋は、いつも通り撮影する手に着けています。

この時期気を付けたいのは、半袖での作業が多い為、腕の色が真珠に写る可能性がある、ということ。

今回は用意していませんが、撮影時に自分の手の映り込みが気になるようなら、腕も隠せるような長い手袋(日よけ用の手袋など)を用意すると良いですよ。

 

また、今回は黒画用紙をレフ板代わりに使用していますが、レフ板の位置は商品の後ろ側です。

 

少し前に、真珠撮影用のレフ板の話をしていました。

jewelry-foto.hatenablog.com

この時はいろいろなレフ板を使っていましたが、私個人は黒のレフ板を使った写真が一番「真珠が美しく見える」と感じています。

今回はその理由について、浅めの深堀をしていきたいと思います。

 

黒レフ板で得られる効果とは

黒レフ板が良いと思った理由は、レフ板も真珠に映り込むから。

黒が真珠に映り込むと、真珠に深みが増すように感じます。

 

まずはこちらの写真。

これは、レフ板を置いていない状態での撮影です。

逆に、こちらが黒レフ板アリの写真。

 

もう少し、詳しく見ていきましょう。

下の写真の赤丸に注目してください。

(上:黒レフ板なし/下:黒レフ板あり)

 

赤丸部分に、黒レフ板が映っているのがわかります。

この映り込みがあることで、真珠の深みが増しているように思いませんか?

また、映り込み全体が丸に近い形になるので、真珠の丸さも際立っていますよね。

 

黒レフ板の効果は限定的?黒レフ板が有効な被写体とは

ここまで見てきたように、黒レフ板が映り込む利点は、

  • 真珠に深みが増す
  • 真珠の丸みが増す

この2点です。

 

ですが、上記の内容を突き詰めると、被写体には以下の2つの条件が必須になります。

  • 黒レフ板をはっきりと映り込ませることが出来る、テリの良い珠であること
  • 丸い真珠であること

 

つまり、「真珠撮影=黒レフ板と黒手袋さえあれば美しく写る」というわけではありません。

この方法は、あくまでも、品質の良い丸珠に対してのみ有効な手段だと考えられます。

 

【写真No.40】丸い真珠と黒レフ板

 

今回はとってもシンプルな写真でしたが、この一枚にも私なりの工夫があります。

真珠を美しく撮影する際には、必ず映り込みについて意識しないといけないと、私は思います。

出来るだけ真珠の深みを出し、尚且つ無駄な映り込みを入れない。

そのためには、深みを出す黒レフ板、余計なものを映り込ませない黒手袋は有効な手段だと考えられま。

 

夏の暑い時期は、手袋暑苦しくて嫌なんですけれどね。

 

撮影商品&使用道具

 

撮影道具

  • 黒画用紙
  • 黒手袋

 

撮影商品

  • 白蝶真珠 9.8mm珠

気づいていましたか?

今回のこの真珠、アコヤ真珠のような色味をした白蝶真珠だったんですよね。

ある地域で養殖されたもので、結構珍しい珠です。