今回は、欠片もジュエリーの話が出てきません。
写真の話でもないです。
おやつの話です。
Gebrannte Mandeln(ゲブランテ マンデルン)
このやみつきおやつの毒牙に囚われたので、紹介させてください。
簡単に作れるお菓子です。
でも、本当に、止められなくなります。
沼です。
粘性の高い、沼です。
もう出られない。
Gebrannte Mandeln(ゲブランテ マンデルン)とは
カタカナで見ると読みづらい、こちらのお菓子。
ゲブランテ マンデルンとは、ドイツのお菓子です。
主にクリスマスに販売されている、甘いナッツのお菓子。
英語で書くと「roasted almonds」、ローストアーモンド。
アーモンドに限られているわけではないようですが、要は、スパイスと砂糖を絡めたアーモンドです。
以前は日本でも、ドイツクリスマスマーケットのようなイベントに行くと、食べることが出来ました。
私も数年前までは、甘くスパイシーな香りに誘われ必ず購入していたんです。
ですが最近コロナの影響でクリスマスイベントも開催されず、ほとんど目にすることもありません。
でも、どうしてももう一度食べたい!
そこでドイツ在住の友人に連絡を取り、本場のレシピを教えてもらうことにしました。
材料は砂糖・シナモン・水・アーモンド
本場のレシピ、と言いましたが。
実は様々なレシピサイトに、ゲブランテマンデルンの作り方は掲載されています。
ドイツ語のレシピは、友人に調べてもらいました。
日本語のレシピは、自分でいくつか読み漁って試しました。
今回は、ドイツのHPに掲載されていた人気レシピ(すみません、ドイツ語なのでちゃんと読めているかは疑問です)と、日本語で書かれた日本のレシピ、更に数回作成した私の経験を交えて、作り方を紹介します。
材料
ローストアーモンド:(有塩/無塩お好きな方を)220g
砂糖:200g
水:100cc弱
シナモン:望むがままに
写真にはシナモンシュガーとありますが、家にあったのがシナモンシュガーだった、というだけです。
(あれば良いもの)
バニラエッセンスorオイル:望むがままに
その他スパイス:ジンジャーとか
以前紹介した琥珀糖に負けず劣らず、砂糖が多いですね。
おやつの恐ろしさが垣間見えます。
作り方
作り方は、全然難しくありません。
材料をフライパンに放り込み、弱火でひたすら加熱するだけです。
順を追って見ていきましょう。
1・フライパンに砂糖と水とシナモンを入れて弱火で加熱する
フライパンは、少し深めの方が良いと思います。
とはいえ、写真の様なフライパンで十分。
何も考えずに砂糖を放り込み、水を入れ、望むがままにシナモンを振ります。
シナモンは、自分が丁度良いと思うよりも、多めにするのがおすすめ。
私は、「もうこれくらいかな?」と思ってから、5回ほど振り入れてます。
ジンジャーが家にあったので、シナモンと一緒に投入。
大体ですが、5回程振り入れてます。
シナモンと比べると、圧倒的に少量です。指でつまむなら、2つまみくらいかな?
要は、適当です。
バニラオイル・バニラエッセンスがあれば、ここで入れています。
これも多めに入れますが、実際には適当です。
この分量の場合、大体15滴くらい入れています。
バニラエッセンスは、本来加熱しない方が良いみたいですが、まあ、あまり気にしていないです。
気になる方は、手順2の最後に入れると良いと思います。
全部入れたら木べらで軽く混ぜ、それから弱火~中火?くらいの火にかけます。
弱火中火の差はよく分かりません。
大体、フライパン底に火があたる程度です。
2・アーモンドを入れてひたすらかき混ぜる
1の材料が大体混ざって、砂糖が溶けてきたな、と思ったらアーモンドを全部入れます。
後は、焦がさないようにひたすら混ぜましょう。
これが、
こうなり、
焦げ付くかな?と思ったときは、火から下して、また混ぜ続け、
だんだん水分が減ってきて、
何かジャリっとした見た目に変わり、
最終的には完全に砂糖が砂糖に戻ります。
砂場?のような状態になるまで、焦がさないよう頑張って混ぜて下さい。
3・火を強めて飴状にする
砂場になったら、あと一歩です。
火を強めて、砂糖を溶かしましょう。
フライパン底の砂糖が溶けて透明になり、
アーモンドにも艶が出てきます。
後は、好きなタイミングで火からおろしてください。
完全に飴にするよりも、一部飴になっていない部分がある、中途半端な感じがおすすめです。
上の写真位ですね。
4・クッキングシートに広げて一つずつ外す
火からおろすと、当然アーモンド同士はくっついています。
なので、1粒ずつバラバラにしていきます。
ただし、火からおろした直後はヤケドに注意!
あっつあつの飴です。すぐに触るのはちょっと危険。
でも、冷めすぎるとくっついたアーモンドが外れなくなります。
注意しながら、でも素早くバラバラにしていきましょう。
これで、ゲブランテマンデルンの完成です。
出来立てよりも、冷めてから食べた方がカリッとした食感を楽しめますよ。
アーモンドを1kg消費しました
作っている途中から、外国のお菓子特有のいい香りが部屋に充満し、作った後もしばらく家の中が甘い香りに包まれます。
恐ろしいことに、このレシピを知ってから、アーモンドを1㎏以上消費しました。
作った先から、家族みんなで消費。
カロリー計算したら恐ろしいお菓子ですが、本当にやめられません。
ちなみに、室温で保存できますが、暑い季節になると飴が溶けやすくなります。
飴が溶けると、カリッとした食感が損なわれるのが残念です。
つまり、この沼おやつを辞める唯一の手段は、気温の上昇!
暑くなったら、この沼から這い上がることが出来る………ハズです。
ところで。
砂糖でギトギトになったフライパンと木べらは、水につけておくと綺麗になりますよ。
以上、最近の泥沼ハマなおやつの紹介でした。