ジュエリーに関する本は、沢山出版されています。
勿論、そこにはジュエリー写真も沢山。
やっぱりプロのカメラマンのジュエリー写真は素晴らしいですね。
見ていて幸せになります。
今回はそんな美しいジュエリー写真が沢山掲載されている本をご紹介します。
タイトル: 『大人のジュエリー ルールとコーディネート』
監修:ジュエリーコーディネート研究会
発行:株式会社 誠文堂新光社
この本は、写真も素敵ですが、内容もとてもためになります。
特に、若い女性には読んでいただきたい一冊。
品格ある大人の女性として、どのようにジュエリーと付き合っていけばよいか、そのヒントが沢山載っています。
まだまたジュエリーは早いと思っているあなたは、是非この本を手にとって読んでください。
【本音で語る】掲載ジュエリー写真の良かった点と悪かった点
『大人のジュエリー ルールとコーディネート』には、沢山の美しいジュエリー写真が掲載されています。
その中でも、特に語りたいのは次の3つの点。
図々しくも、良かった所と悪かった所を見つけましたので、読者として本音で紹介していきます。
- カラーストーンの色合いが素晴らしい
- ダイヤモンドの撮影には物申したい!
- ジュエリーを付けた女性たちの写真はコーデの勉強になる
残念ながら、実際の写真を紹介することは著作権上出来ません。
気になった方は、是非本を手に取って確認してください。
カラーストーンの色合いが素晴らしい
ダイヤモンドの撮影には物申したい!
この本のダイヤモンドの写真については、一言、物申したいと思います。
ダイヤモンドの撮影において、何よりも重要で基本的な事。
それは、ジュエリーの汚れを一つ残らず落とすこと!
ダイヤモンドという宝石は、とにかく反射する宝石です。
その為、裏面に小さなホコリが一つでも付いていれば、表面から見たら石全体にホコリが無数についているように見えます。
万華鏡の原理ですね。
この本でも、大きく映っているルビーリングとサファイアリングのダイヤモンドがね。
ホコリまみれなんですよね。
多分、1~2か所についているだけのホコリが、ダイヤ全体に反射している。
ダイヤモンドジュエリーの写真としては、残念です。
以前、撮影写真の加工の説明をしたときにも、少し語りました。
画像確認時にジュエリーにゴミやホコリが付いていると気づいたら、その写真はボツです。
でも実際には、世の中にはそんな写真は沢山出回っているんですよね。
注)ダイヤモンドの品質によっては、インクルージョン(内包物)が映り込んでる可能性もあります。
でも、多分この映り方はホコリ。
ジュエリーを付けた女性たちの写真はコーデの勉強になる
この本のジュエリー写真は美しいだけではなく、ジュエリーコーデの勉強にもなります。
普段はジュエリーのみを撮影する私にとって、ジュエリーを付けている人物の写真は新鮮。
中でも是非見て欲しいのは、巻頭のジュエリーを付けた女性たちの写真。
様々な分野で活躍する女性が、自身のお気に入りジュエリーを付けている写真です。
年齢も30代から90代まで、様々な世代のお気に入りジュエリーコーデが、そのインタビュー記事と共に掲載されています。
約50ページを割いての巻頭特集。
この部分だけ読んでも、「この本を購入して良かった」と思える充実した内容ですよ。
若い女性が読むべき大人のジュエリーの基本が満載
今回この本をおすすめした理由は、掲載写真が美しいこと以外にも、もう一つ理由があります。
それは、40代より下の若い世代で、これからジュエリーを購入しようと思う人に、読んでもらいたいから。
宝飾業界にいると、常々感じていることがあります。
40代より下の若い女性は、ジュエリーと聞いて敬遠する人が本当に増えた。
結婚時に指輪はいらない、普段はピアスもペンダントも着けない、アクセサリーの方がデザインが豊富だから本物のジュエリーは不要だ。
確かに、それも正しい意見です。
けれど、想像してください。
女性もキャリアを積めば、社会的地位が上がる現代。
あなたも後10年もすれば、相応の格好で人前に立つのです。
その時、あなたは大人の女性に相応しい出で立ちで、人前に立てるでしょうか?
勿論、ジュエリーを付けるだけで「相応しい出で立ち」にはなりません。
ですが、ジュエリーはあなたに自信を与え、背筋をすっと伸ばしてくれるアイテムです。
あなたが奮発して購入したジュエリーも、親から譲り受けたジュエリーも、あなたに大人の女性の品格を与えてくれます。
けれど、今までジュエリーを付けたことがない人は、いざジュエリーを付けても重みに気づかず、「ジュエリーに付けられてしまう」。
いざその時になって慌てない為にも、是非今から読んでもらいたいのが「大人のジュエリー ルールとコーディネート」。
この本は、ジュエリーの様々な「基本」と、大人の女性の魅力を引き出す術を教えてくれるのです。
気になった方は、是非読んでみてくださいね。