お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【ジュエリー本No.33】「世界でいちばん素敵な鉱物の教室」は結構学術的な内容です

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最近、本の紹介ばかりをしていますね。

ジュエリー本ブームが来ている………訳ではなく、机の横に山積みにされたままのジュエリー本を読み漁っているからです。

年内に読み終わりたい!

という意気込みが息切れしないうちに、出来るだけ読み進めようと思います。

 

だって、まだ他にも買いたいジュエリー本が沢山あるんですから!

(本の山が減らない理由は、きちんと理解しているつもりです)

 

 

今日は、こちらの表紙が美しい本を紹介します。

 

 

全ページがカラーの鉱物の紹介本

 

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「世界でいちばん素敵な鉱物の教室」は、全ページにカラー写真が掲載されている鉱物の紹介本です。

必ず、各ページにカラー写真が載っています。

 

もちろんこの手の鉱物紹介本では、鉱物カラー写真が数多く掲載されていることは、珍しくありません。

この本が特別なのは、写真の種類。

 

「ルビー」が赤い理由を紹介するページに、見開きで「赤いバラ」の写真が載っている。

「ラピスラズリ」の語源を紹介するページに、見開きで「満天の星空」の写真が載っている。

「トルコ石」の最上級の色を紹介するページに、「アメリカコマドリの卵」の写真が載っている。

(アメリカコマドリの卵は、一見の価値ありです。気になる方は、是非検索を)

 

単純に鉱物の写真だけが掲載されているのではなく、解説にまつわる様々な関連写真が掲載されているので、文章で読むよりもずっと内容が理解しやすいです。

それに、普段私はジュエリー写真にばかり目を向けているので、別の物の写真や風景写真があると、それだけでワクワクします。

 

写真って、やっぱり面白いですね。

最近撮っていないですけれど。

 

雑学的内容から学術的内容まで

 

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さて、肝心の「世界でいちばん素敵な鉱物の教室」の内容ですが、少し難しい内容もありました。

 

鉱物名が和名で記載されているものが多く、本文にも鉱物の和名が沢山出てくるので、和名に慣れていないと戸惑うことがあるかもしれません。

例えば、燐灰石(りんかいせき)→アパタイトとか。

 

また各鉱物の解説はかなり掘り下げたことも書いてあり、中高の地学授業の内容を思い出すような内容です。

 

ですが、随所に盛り込まれているQ&Aは、完全に「明日使える雑学」で面白かったです。

例えば、

・「権力者に古くから愛された宝石ってなに?」

・「青色の顔料として有名な鉱物を教えて。」

・「鉱物に関する有名な絶景を教えて。」

などなど、鉱物から少し外れた話題も含めて、様々な雑学が沢山載っています。

 

個人的に一番面白いな、と思った「Q」は、

「岩塩は装飾品として使えるの?」

さて、あなたはどう思いますか?

 

フォトグラファーリストまで載っています

 

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この本が面白いなと思ったのは、最後のページにフォトグラファーリストが掲載されていること。

出典として掲載されているのですが、ジュエリー写真好きとしてはフォトグラファーリストがあるのは嬉しいです。

 

多くの本では、写真提供はそこまで詳しく掲載されていません。

ところが「世界でいちばん素敵な鉱物の教室」には、それぞれ誰(もしくはどこから引用した)の写真なのかが書いてあるので、興味がある写真を更に詳しく知ることが出来ます。

「世界でいちばん素敵な鉱物の教室」は、本分の内容と同じくらい、写真についても詳しく書かれた本でした。

 

 

「世界でいちばん素敵な鉱物の教室

監修:宮脇律郎

出版社:三才ブックス