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【ジュエリー本No.18】「価値がわかる 宝石図鑑」は掲載されている宝石写真に価値がある

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美しい宝石写真をみつけました。

「価値がわかる 宝石図鑑」

 

 

この本はタイトル通り、宝石の価値について言及した本です。

ところがそんな内容よりも、写真に目を奪われる一冊になっています。

まるで写真集を見ているかのよう。

 

もちろん、出版されている書籍なのだから、写真もプロによる撮影。

ジュエリー写真が美しくて当然です。

 

けれど、「価値がわかる 宝石図鑑」はそのことを差し置いても、「写真集のよう」に美しいんです。

 

あなたも、この本を開けば宝石写真の美しさに目を奪われますよ。

 

 

とにかくたくさんの写真が掲載されている

 

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「価値がわかる 宝石図鑑」には、とにかく沢山の写真が掲載されています。

めくってもめくっても、宝石写真であふれている。

 

宝石の解説本である「価値がわかる 宝石図鑑」ですが、写真が多いので、解説もとても分かりやすいです。

 

たとえば、コランダムという鉱物の色相の解説。

コランダムとは、サファイアやルビーの鉱物名です。

ルビーとサファイアは、元を正せば同じ種類の鉱物。

赤いコランダムはルビーという名の宝石で、赤以外の全ての色のコランダムはサファイアと呼ばれています。

サファイアはブルーが有名ですが、黄色もオレンジも、緑も紫も、更には無色だってあるんです。

 

と、このように、コランダムの解説は言葉でも可能ですよね。

けれど、この「価値がわかる 宝石図鑑」の中では、コランダムの色紹介は写真を用いて解説されています。

まさに、百聞は一見に如かず。

私が上記で説明した内容より、写真での解説の方がずっとわかりやすいです。

 

このように、写真が沢山掲載されているので、文字解説よりもずっとわかりやすい内容になっているのです。

 

とにかく大きな写真が掲載されている

 

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「価値がわかる 宝石図鑑」を本屋で初めて手にしたとき、私は初めの数ページをパラパラめくって内容を確かめました。

 

その時目に飛び込んできたのは、巻頭にあった「誕生石の旅」という写真だけのページ

各月の誕生石が、1ページにどでかく掲載されているんです。

 

アップで撮影された宝石が、148×210mmつまりA5サイズに引き伸ばされているのは、圧巻です。

宝石の色どころか、内部インクルージョンまではっきりと見て取れます。

 

特に見てもらいたいのが、8月のペリドット。

ペリドットの大きな特徴の一つ「ダブリング」が、見事に映っています。

 

ダブリングというのは、複屈折性の鉱物にみられる特徴の一つ。

ものすごく簡単に説明すると、「宝石内部がダブって見える」状態のことです。

「価値がわかる 宝石図鑑」のペリドット写真は、石表面は普通なのに、石の中がまるで乱視になったかのようにダブっています。

 

「価値がわかる 宝石図鑑」では写真が大きく引き伸ばされているから、このような宝石の特徴が誰でも容易に見れるんです。

ダブリングの見本として、丁度良いサンプル写真ですね。

 

 宝石の価値を知るためには良い写真が必要

 

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「価値がわかる 宝石図鑑」は、沢山の写真と大きな写真であふれた一冊です。

けれど、この本が言及している内容は、あくまでも「宝石の価値」


この本の中では、各宝石を「ジェムクオリティ、ジュエリークオリティ、アクセサリークオリティ」の3つにランク分けしています。

そして、それぞれどんな宝石がどのランクに当てはまるのかを、写真で解説している。

 

そう、宝石の価値を知るためには、言葉よりも写真が重要なんです。

どんなに言葉を重ねても、たった一枚の素晴らしい写真には及びません。

 

だからこそ、宝石の価値を語る本には良質な写真が必須なんです。

 

ところで、この本の作者諏訪恭一さんは、100年以上続く宝石業者の3代目社長(今は会長さん)です。
この本の巻末には、金額別に様々なジュエリーの写真が掲載されているのですが、おそらくこれらは諏訪貿易株式会社さんの商品なんだろうな。

 

〇億円の商品写真まである、すてきな巻末付録です。

 

 

「価値がわかる 宝石図鑑」

著者:諏訪恭一

出版社:ナツメ社