真珠を主に扱うジュエラーとして、いつも悩むのが、
大きい珠の真珠がついたリングって、どの角度から撮影するのが良いの!?
これは中々悩ましい問題。
例えば、上の写真。13mmくらいの南洋真珠が付いた、リングの写真です。
そう、ブローチではなくリングなんです。
リングの腕部分がほとんど写っていないので、「ブローチです」と言っても通用しそうですよね。
リングに仕立てた真珠は、約10mmを超えると(上の写真のように)真上から見たときに真珠の存在感が半端ないです。
手から零れ落ちそうな、大きな珠。
それが、大きな真珠の魅力ですよね。
けれど、写真になるとちょっと困ります。
当然のことですが、写真は立体ではありません。
だから上の写真のように上から見た写真だと、全体のイメージがつかみづらい。
そのため、一般的にはリングは斜め上の方向から撮影していますよね。
こういった感じ。
リングが最も魅力的に見える方向、と言い換えてもいいかもしれません。
でもね、真珠リングを作成する時は、真上に一番美しい面を持ってくるんです。
だって指にリングを嵌めた時、着けている人が一番目にするのは真上=頂点部分ですから。
だから、写真でも最も真珠が美しい方向を見てもらいたい!!
ああ、だから真上から撮影したのになぁ。
ブローチに見えるよねぇ…………