今回撮影した写真は、こちらです。
最近、背景がシンプルな写真が多かったので、今回は思い切り背景のある写真を撮影しました。
木の実に狙いを定めている鳥です。
動物や昆虫のモチーフは、ジュエリーの中でも定番のアイテム。
デフォルメされた可愛らしいものや、精巧につくられた繊細なものなど、その多種多様なデザインは、見るものを楽しませてくれますよね。
今回は、そんな生き物の形をしたジュエリーの撮影です。
生き物なのだから、やはり生き物らしく撮影することを主眼に置いて、あれやこれやと悩んでみたいと思います。
使用した道具は、白箱、卓上照明、卓上鏡、手鏡、プリザーブドフラワー
今回は、このような配置で撮影しています。
プリザーブドフラワは、以前体験教室に行ったときに作成したブーケです。
とっても素敵な作品を作られる先生で、少し淡い色味なところが気に入っています。
全体はこんな感じ。
私が作ったんですよ。
ほとんど初めてのプリザーブドフラワー教室だったのに、先生の教え方が素晴らしいと、こんなにも素敵な作品に仕上がるんですね。
こういったプリザーブドフラワーはとても長持ちする反面、埃が溜まりやすいという欠点もあります。
このブーケもかなり長い間、自宅に飾っているもののため、結構埃がたまっていました。
掃除をしていない状態で撮影すると、溜まった埃まで写ってしまうので、撮影前にまずは掃除をしていきます。
ドライヤーの冷風で、埃を飛ばす。
強い風を当てる必要はないです。軽く、埃が飛んでいけばいい。
かなり埃が溜まっていたので、結構室内に埃が舞いました。
屋外でするべきでした（反省）
ちなみに。
ドライヤーの風で埃を飛ばすという方法は、私が独自に考えたやり方です。
ちゃんとしたプリザーブドフラワーの掃除方法を知らなかったので、結構強引な方法で掃除してるのだと思います。
もしも、大切なプリザーブドフラワーをお持ちの場合は、きちんと掃除方法を調べてから掃除してください。
今回、ドライヤーで埃を飛ばしたら、全く関係ない花びらや木の実がポロポロと落ちてしまいました。
動物モチーフジュエリーの撮影は角度が重要
動物モチーフのジュエリーを生き生き見せるためには、どの位置・角度で撮影するかがとても重要です。
ほんのわずかに撮影角度をずらすだけで、動物らしさが損なわれてしまうことも。
そのため動物モチーフジュエリーは、「ここ！」という角度が決まったら、その位置や角度をキープして撮影します。
鳥が鳥に見える角度とは？
今回のジュエリーは、鳥。
背景は、プリザーブドフラワー。
この両者の特性を活かし、鳥が鳥らしく見える位置について考えます。
鳥＋植物。
羽休め、巣作り、餌をついばむ…………
！！
この角度、何か餌狙ってるみたいで面白そう！
という感じで、鳥の配置と角度が決まりました。
後は、この角度で綺麗に撮影するだけ！………と、そう簡単にはいかないんです、残念ながら。
ダイヤモンドは光の角度を気にする必要がある
今回撮影に使用したのは、ご覧の通りダイヤモンドがちりばめられたジュエリー。
キラキラと輝かせて撮りたいですよね。
ダイヤモンドというのは、四方八方から光を当てた方が美しく輝く宝石。
ただし、どの方向から当てると最良なのかは、その時々で異なります。
通常なら、少しずつ撮影角度を変えながら、一番よく光る場所を探りますが、今回は既に撮影方向が決まっている状態。
いつものように、カメラをあちこち動かすわけにはいきません。
ならば、光の方に動いてもらう他ありませんよね。
卓上照明、卓上鏡は撮影しながら動かすと大変なので、今回は手鏡をあちこちに動かして撮影しました。
下から、上から、正面から。
右から、左から。
ダイヤモンドが一番美しく輝く角度を探し求めて、手首を捻る捻る。
良い手首の運動になりました。
【写真No.20】鳥モチーフ ダイヤモンドブローチ 完成
今回は、背景にプリザーブドフラワーを用いたので、鳥が餌をついばもうとしているような角度で撮影しました。
これ以外にも、例えば屋外に落ちている細い枝を背景にして、止まり木で休む様子を表現するのも面白いかもしれません。
以前このジュエリーは、植物をモチーフとしたブローチと一緒に撮影したことがあります。
これはこれで、鳥が木にとまっているように見えて、面白いですよね。
このように動物モチーフジュエリーは、撮影者の想像力一つで、様々な物語を作り出すことができます。
撮影する側の想像力一つで、より生き生きとした写真に仕上がる。
今回はそんな動物モチーフを活かしたジュエリー撮影を、楽しんでみました。
撮影商品＆使用道具
撮影商品
- K18WG ダイヤモンド＆ツァボライト 鳥モチーフブローチ
使用道具
- 白箱
- 卓上照明
- 卓上鏡
- 手鏡
- プリザーブドフラワー
- 想像力
