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【ジュエリー本No.47】面白い仕掛けが隠れている!宝石商のヒストリティカ

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このブログって、まだやってたんだぁ。

 

人に言われる前に、自分で言っておきたいと思います。

……あ、誰もそんなこと言わない?

そうかもしれないです。前回の更新日を見てびっくりしました。

継続は大事だと分かっているけど、難しい。

 

今回紹介する本は、こちら。

 

 

宝石が出てくる漫画って、「〇〇の▽▽」といったタイトル多いですね。

七つ屋志のぶの宝石匣

宝石の国

宝石商のメイド

宝石省の新人

瑠璃の宝石

………あれ? 今まで紹介しているのは全部このパターンじゃない?

 

 

JC試験の帰りに偶然見つけた漫画

 

皆さまは、購読している漫画や小説の新刊が出たら、どのように購入しますか?

ネットで事前予約?

それとも電子書籍派ですか?

 

私は断然、紙の書籍を本屋で購入する派です。

だって、本屋さんは思いもよらない出会いが待っている場所ですから。

 

「宝石商のヒストリティカ」は、駅の小さな本屋で偶然見つけた漫画です。

先日受験したジュエリーコーディネーター検定試験の帰り道、試験からの開放感から本屋さんに直行した時に見つけました。

実は試験の数日前、以前紹介した「宝石商のメイド」の新刊発売日で、それが目当てだったんです。

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

この「宝石商のメイド」を探している時に、たまたま見つけたのが、「宝石商のヒストリティカ」。

 

思いもよらない場所で、新しい宝石本を発見できる。

本屋さんは本当に素晴らしい場所ですね。

 

「宝石商のヒストリティカ」は儚くも美しい宝石の物語

 

 

「宝石商のヒストリティカ」の1巻は、宝石を巡る一話完結のお話です。

 

お金を取らない宝石商。

そんな謎の宝石商の話を聞きつけ、様々な人が「彼」の下を訪れます。

誰にでも分け隔てなく宝石を渡す「彼」が報酬として要求するものは、たった一つ。

客にとって「価値あるモノ」を差し出すこと。

 

貧しい少女、東洋の国の皇帝、仕事が上手くいっていない新聞記者、病弱な母とその娘。

果てには、捨て猫までも。

 

彼らは何を求めて宝石商の下に辿り着き、そして、何を得るのか。

宝石とそれを巡る人々の、儚くも美しい物語。

 

お話の見せ方が面白い!仕掛けに気づいたら再読したくなる

 

 

初めに紹介した通り、宝石商のヒストリティカは一話で完結するお話で、それぞれが完全に独立しています。

 

各物語は、時代背景も場所もバラバラ。古代の話の次に、現代を舞台とした話になったりする、そんな構成になっています。

1つだけ統一されているのは、「謎の宝石商」が表れることだけです。

 

全体的な絵の感じ、作品の雰囲気は仄暗いのですが、「見せ方」がとにかく面白くて、それぞれの話を最後まで読み終わると、ハッとさせられる「仕掛け」が隠れています。

読み終わったら、必ずもう一度その話の初めから読み返したくなる。

そうして読み返すと、話中に隠されていた様々な仕掛けが見えてくる。

 

この仕掛けに気づいた時、仄暗さの中に爽やかな満足感を感じるんですよね。

 

2巻からは長編!誰もが知るあの青いダイヤモンドのお話

 

1巻が短編のお話になっているのに対して、2巻からは時代も場所も明記された長編のお話が始まります。

題材は、ホープダイヤモンド

 

ホープダイヤと言えば、様々な伝説がくっついている超有名なダイヤモンドですよね。

宝石好きでなくても、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

そんなホープを巡って、一人の少女と宝石商の旅が始まります。

さあ、どんな話になっていくのでしょうか!?

 

現時点では2巻までしか出ていませんが、2巻の最後は今後がとっても気になる終わり方なので、新刊が待ち遠しいです。

 

あ、それと。

 

主人公の宝石商。

漫画は2巻まで出てるのに、彼の名前がまだ出てきていない………

このまま登場人物たちに「宝石商」と呼ばれ続けるのか、それとも彼の名前にも何か秘密が隠されているのか。

 

う~ん。

 

気になるところが沢山ある漫画ですね。

 

 

「宝石商のヒストリティカ

著者:佐々木 つかさ

出版社:KADOKAWA 青騎士コミックス