このブログって、まだやってたんだぁ。
人に言われる前に、自分で言っておきたいと思います。
……あ、誰もそんなこと言わない?
そうかもしれないです。前回の更新日を見てびっくりしました。
継続は大事だと分かっているけど、難しい。
今回紹介する本は、こちら。
宝石が出てくる漫画って、「〇〇の▽▽」といったタイトル多いですね。
七つ屋志のぶの宝石匣
宝石の国
宝石商のメイド
宝石省の新人
瑠璃の宝石
………あれ? 今まで紹介しているのは全部このパターンじゃない?
JC試験の帰りに偶然見つけた漫画
皆さまは、購読している漫画や小説の新刊が出たら、どのように購入しますか?
ネットで事前予約?
それとも電子書籍派ですか?
私は断然、紙の書籍を本屋で購入する派です。
だって、本屋さんは思いもよらない出会いが待っている場所ですから。
「宝石商のヒストリティカ」は、駅の小さな本屋で偶然見つけた漫画です。
先日受験したジュエリーコーディネーター検定試験の帰り道、試験からの開放感から本屋さんに直行した時に見つけました。
実は試験の数日前、以前紹介した「宝石商のメイド」の新刊発売日で、それが目当てだったんです。
この「宝石商のメイド」を探している時に、たまたま見つけたのが、「宝石商のヒストリティカ」。
思いもよらない場所で、新しい宝石本を発見できる。
本屋さんは本当に素晴らしい場所ですね。
「宝石商のヒストリティカ」は儚くも美しい宝石の物語
「宝石商のヒストリティカ」の1巻は、宝石を巡る一話完結のお話です。
お金を取らない宝石商。
そんな謎の宝石商の話を聞きつけ、様々な人が「彼」の下を訪れます。
誰にでも分け隔てなく宝石を渡す「彼」が報酬として要求するものは、たった一つ。
客にとって「価値あるモノ」を差し出すこと。
貧しい少女、東洋の国の皇帝、仕事が上手くいっていない新聞記者、病弱な母とその娘。
果てには、捨て猫までも。
彼らは何を求めて宝石商の下に辿り着き、そして、何を得るのか。
宝石とそれを巡る人々の、儚くも美しい物語。
お話の見せ方が面白い!仕掛けに気づいたら再読したくなる
初めに紹介した通り、宝石商のヒストリティカは一話で完結するお話で、それぞれが完全に独立しています。
各物語は、時代背景も場所もバラバラ。古代の話の次に、現代を舞台とした話になったりする、そんな構成になっています。
1つだけ統一されているのは、「謎の宝石商」が表れることだけです。
全体的な絵の感じ、作品の雰囲気は仄暗いのですが、「見せ方」がとにかく面白くて、それぞれの話を最後まで読み終わると、ハッとさせられる「仕掛け」が隠れています。
読み終わったら、必ずもう一度その話の初めから読み返したくなる。
そうして読み返すと、話中に隠されていた様々な仕掛けが見えてくる。
この仕掛けに気づいた時、仄暗さの中に爽やかな満足感を感じるんですよね。
2巻からは長編!誰もが知るあの青いダイヤモンドのお話
1巻が短編のお話になっているのに対して、2巻からは時代も場所も明記された長編のお話が始まります。
題材は、ホープダイヤモンド。
ホープダイヤと言えば、様々な伝説がくっついている超有名なダイヤモンドですよね。
宝石好きでなくても、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
そんなホープを巡って、一人の少女と宝石商の旅が始まります。
さあ、どんな話になっていくのでしょうか!?
現時点では2巻までしか出ていませんが、2巻の最後は今後がとっても気になる終わり方なので、新刊が待ち遠しいです。
あ、それと。
主人公の宝石商。
漫画は2巻まで出てるのに、彼の名前がまだ出てきていない………
このまま登場人物たちに「宝石商」と呼ばれ続けるのか、それとも彼の名前にも何か秘密が隠されているのか。
う~ん。
気になるところが沢山ある漫画ですね。
「宝石商のヒストリティカ」
著者:佐々木 つかさ
出版社:KADOKAWA 青騎士コミックス