お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【写真No.39】ジュエリー写真で使う白背景の道具について考える

今回は、いつもとちょっとだけ趣向が違います。

まずは、こちらの写真をご覧ください。

これは、私が普段使っている白背景用の白い画用紙の写真

良く見ると、あちこちに折れ目やシワが見えていますよね。

 

赤い丸の部分に注目してください。

シワが見えてますよね。

 

このような部分が出来ると、折角何もない白背景を用意したのに、変に目立ってしまいます。

今回は、そんな白背景が白くならない問題について、考えていきます。

 

 

結論:背景用画用紙は定期的に交換するべき

上の写真の赤丸部分、折り目?シワ?がうつってますね。

どんなに真珠を美しく撮影できても、これでは台無しです。

 

こんな風に背景用の画用紙に折れ目やシワが付いたら、もう背景用紙としての寿命が来たと割り切って、新しい背景用の用紙を用意するべきです。

 

おそらく、プロのカメラマンなら、光の当て方やカメラの設定でこんなシワは消せる(軽減できる)のでしょう。

でも、私はプロカメラマンではありませんので、そこまでの技術は望めない。

加えて「どうせ光の当て方を工夫するなら、ジュエリーに当てる光の方を工夫したい!」というのが本音。

背景は、あくまでもそのまま真っ白であって欲しい。

 

また、出来上がった写真を画像加工してシワを消そうとしても、結局背景が不自然になるだけです。

画像の加工に時間をかけて、結局不自然な写真が出来上がったら、元も子もないですよね。

 

だから、こんな風に背景用紙にキズが付いたら、新しいものに交換する方が早いし確実なんです。

 

画用紙の寿命はどれくらいか?

画用紙の寿命は、正直に言うとわかりません

今回の写真で使用した画用紙は、まだ2,3回しか使用していませんでした。

逆に、何か月も美しい状態のまま使えた画用紙もあります。

 

画用紙の寿命とは、折れ目やシワが付いた時。

残念ですが、それがいつ起こるのかは分からないのです。

 

画用紙に折れ目やシワが付く理由は様々です。

画用紙の使用中に折れてしまうこともあれば、保管中に何らかの理由で折れることもあります。

 

だって、画用紙は「紙」ですから。

折れたり曲がったりするのは、当たり前のことです。

それがいつ起こるかは、私の画用紙の扱い方にもよるのでしょう。

なので、画用紙の寿命は「人それぞれ」としか言えない。

 

ただ一つだけ言えることは、一般的な画用紙はコピー用紙などよりもずっと厚い紙なので、少しでも折れるとすごく目立ちます

だから普段から背景用紙は慎重に扱うようにはしています。

 

でもね、私の撮影する被写体はジュエリー。

背景用の画用紙と、被写体のジュエリーたち。

どちらをより丁寧に扱うか、と問われれば当然後者です。

なので、どうしても画用紙は二の次になりがちで、ついうっかり曲げてしまうことも多々あります。

 

新しい背景用紙は画用紙より柔らかい模造紙

画用紙が分厚く折れやすいなら、もっと薄い紙を用意すれば良いのでは?

そう考えて、今回はこんなものを用意してみました。

 

ダイソーの模造紙

 

厚口と書いていますが、画用紙よりもずっと柔らかく薄いです。

5枚入りで100円。

サイズは、545×788mm。四つ切画用紙よりも更に大きいです。

また、画用紙が曲げずに平たく保管しなくてはいけないのに対して、巻いて保管できる模造紙は置き場にも困りません。

さて、この模造紙の背景としての力量は如何に?

 

模造紙は巻いている紙ならではの弱点がある

こちらが、背景に模造紙を使用した写真です。

如何でしょう?

………

……………

あれ? 新品だけど、シワがある!?

 

もう少しよく見て見ましょう。

赤丸部分、矢印の方向に幾筋もシワが出来ているのが見えるでしょうか?

これは、模造紙が巻かれていたせいで出来たシワ、というか巻き癖ですね。

 

新品なのに、これじゃあ役立たず?

 

いいえ。

そんなことはありません。

巻き癖は確かにありましたが、写真撮影の時に模造紙中央辺りを使用すると、ほとんど目立ちませんでした。

 

もちろん、この模造紙は保管時に巻いておく必要がある為、巻き癖という問題は常に付きまとうでしょう。

画用紙のように目立つシワは付きにくいでしょうが、巻き癖は付く。

 

う~ん。

これも長く使える背景じゃないのかもしれません。

でもまあ。5枚100円だし。

 

折れ目・シワ・巻き癖を改善する身も蓋もない方法

ちなみに。

白い背景の折れ目・シワ・巻き癖を改善させる方法は、他にもあります。

 

こんな風にね、皺のある部分を小物で隠して、ジュエリーが美しく見える範囲で、思いっきり背景を白く飛ばしてあげればいい。

ちなみに以前この方法で、画用紙についた消えない汚れを隠した経験もあります。

 

でもねぇ。

結局この方法だと、ジュエリーが目立たない、という致命的な問題が発生するのです。

だから、この方法は私の中ではあまり良い写真だとは思えないのです。

 

だって、ジュエリー写真ですよ!

小物はあくまでも「小さく」ないと!

また別の方法、探しましょう。

 

 

以上、ジュエリー写真の白背景問題でした。

 

(注意)

当ブログは、あくまでも身近なものを使ってのジュエリー撮影をモットーとしています。

 

「え? 撮影専用の背景用紙を買えばいいんじゃない?」

「別にそこまで高額じゃなくても、いくらでも専用の道具があるでしょう?」

「そんな面倒なことする意味あるの? そんな暇あるなら、もっとジュエリーの撮り方の方を研究したら?」

 

という反論(というか正論?)は、お控えくださいませ。

こういうこと考えるのが私の趣味、なんです。