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【ジュエリー資格No.8】ジュエリーコーディネーター2級への道②

 

2023年3月8日、本年初めのジュエリーコーディネーター(JC)試験が行われました。

3月は3級試験のみでしたが、受験された皆様いかがでしたでしょうか?

試験、お疲れさまでした。

結果は4月21日に郵送されるそうですよ。

 

合格したら、早速私と一緒に2級を目指しませんか?

 

今年のJC2級試験は、8月2日

残された時間は、もう5か月もありません。

記憶力も、集中力も落ちている年齢ですが、本日もチビチビとテキストを読み進めています。

 

ところで、皆さん資格試験においてこんな風に考えていませんか?

テストは、難易度の高そうな実技よりも、筆記試験の方が簡単!

私も、そう思っていました。

ところが、実際には実技は筆記の理解に必須の科目だったんです。

 

今日は、JC2級テキストを読み進めると分かる、実技の重要性について考えていこうと思います。

 

 

ジュエリーコーディネーター2級・基礎情報

 

 

3月の試験が終わりましたので、今年JC2級テストの概要が発表されました。

 

  第25回 ジュエリーコーディネーター検定 2級試験
試験日 2023年8月2日(水)
試験会場 東京・大阪・名古屋・福岡
受験申込開始日

5月1日(月)から

受験資格 ジュエリーコーディネーター3級資格登録者
受験料 3科目:13,000円 2科目:10,000円 1科目:5,000円
資格登録料 19,000円(登録事務費4,000円+登録管理費5,000円×3年、非課税)
出題範囲 ジュエリーコーディネーター2級テキスト 第4版第1刷以降

 

前回の記事では、出題範囲を「第4版第2刷」と記載していました。

ですが、正式に発表された出題範囲は、「第4版第1刷以降」とのこと。

これから勉強を始める方は、この出題範囲に合ったテキストで勉強するようにしましょう。

 

残念ながら、私は全てのテキストを所有している訳ではないので、1刷と2刷ではどこが変更になったのかまでは分かりません。

ですが、どのような業界であっても日々進化・変化しています。

しっかりと最新テキストで勉強することをおすすめします。

 

ジュエリーコーディネーター2級に実技試験はない

JC2級試験は、3科目の筆記テスト。実技テストはありません。

だから、実際に試験会場で鑑別鑑定を行う訳ではありません。

 

このことに、私は少し安堵していました。

 

私は、GIA・GGを取得する際の最終実技試験でケアレスミスをした人です。

試験用紙に記載するべき内容に簡単なミスが見つかり、やり直しになりました。

(GG最終試験は、鑑別実技試験。その判定は厳しく、鑑別結果の正否だけではなく、結果を導き出す過程に間違いがあってもアウトでした)

 

そもそも、試験で緊張していたら、案外簡単なミスをしてしまうものです。

しかも私は本番に弱く、緊張にも弱い小心者なので、昔から実技・面接・面談が大の苦手でした。

だから、JC2級に実技試験がなくて本当によかったと、思っていたのです。

 

ですがそれは、大きな間違いでした。

実技って、実は座学を理解する上でとても大きな役割を果たしていたようです。

 

実技は理論を整理するには最適な方法

 

今回、JC2級のテキストを読んで分かったのは「実技経験のありがたさ」です。

つまり、

 

実技をしたから座学が理解できる!

 

これは、JC2級テキスト「素材編」を学ぶ際に痛感しました。

 

「素材編」では宝石学という理系の学問を学ぶ

ジュエリーコーディネーター2級の出題範囲である「素材編」では、鑑別鑑定の基礎知識を学びます。

いわゆる宝石学という理系の学問を学ぶ項目です。

 

例えば、

光とは何か? 結晶とは何か? 色とは何か?

これら理系の知識は、宝石の鑑別を行う上で理解しておかないといけない重要な内容です。

 

でもまあ、文系の私にとっては、厄介なことで。

だって三角関数、覚えてますか?

化学組成や原子の結合に関する高校化学の知識は、しっかり理解していますか?

エネルギー準位だとか、波長の差だとか、果てにはアボガドロ定数なんてものも、さらっと出てきたりします。

 

正直、テキストを読んでいても、さっぱり分からないところが沢山ありました。

 

GIA・GGでは宝石学は実技と共に学ぶ

これらの宝石学に関する理系知識は、GIA・GG取得にも絶対に必要な知識です。

GIAに通っていた当時は、午前中に座学を学び、午後からみっちりと実技(鑑別実習)を行っていました。

 

この、座学と実技の同時進行、当時は「大変だな」と感じていましたが、今考えると私には理想的な学び方でした。

 

例えば、「屈折の法則=入射角・正弦と屈折角・正弦の比は、2つの物質の間で一定の数値になる」

屈折率についての説明ですが、正直言葉だけでは何を言っているのかよく分かりませんよね。

 

けれど鑑別の世界では、屈折率の測定は最も重視される検査です。

そのため、実習ではほぼ全ての石の屈折率を計測していました。

繰り返し屈折率を測っていたので、屈折率についても自然に理解できるようになっていったのです。

 

理系の勉強は実践で理解が深まる

つまり。

座学で分からないなら、実技で体感!

実技をしてから、もう一度座学テキストを読めば、文系な私でも内容を理解できるようになります。

 

ただ残念なことに、JC2級を独学で学ぶ人は、鑑別実技の経験を得ることが難しいです。

「自分で鑑別道具を揃えて、正しく鑑別の実技をする」ためには、お金も時間もいりますよね。

 

これからJC2級を目指す方は、もし可能なら、どこかで実際の鑑別鑑定実技を体験することをおすすめします。

理解度がグッと上がるはずですよ。

 

実技を文章化されると途端に理解しにくくなる

ここまでの内容をまとめると、

難解なテキストは、実技をした方が分かりやすくなる。

ということですね。

 

逆に言うと、

難しい内容を文章だけで表現されると、全然分からない!!

内容自体も難しいけれど、表現方法も難しいから、日本語なのに何語か分からなくなる!!

本当に実技&実務やっててよかたぁ。

 

つまりのつまり。

 

最近、記憶力だけじゃなくて、読解力まで落ちてるんじゃない?

私の活字日本語の理解力不足じゃない??

JC2級の前に、国語のお勉強からじゃない???

 

学べば学ぶほど、学ぶことが増えていく…………

本日はそんな私の愚痴に付き合って頂き、ありがとうございました。