お金をかけずに撮影するジュエリー写真

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【写真No.27】水不要の撮影方法!クリアファイルを使い波紋を作る方法!

今回撮影した写真は、こちらです。

 

ダイヤモンド ペンダント リング

 

今回の写真は、今年の暑中見舞い用写真として撮影したものです。

この写真以外にも暑中見舞い用の写真は複数撮影したので、今回からそれぞれの撮り方を紹介していきます。

 

今回はこの写真の撮影方法から。

 

初夏の挨拶状ですので、涼しげに見える写真を目指しました。

左側の波紋に見える部分が、今回のポイントとなっています。

 

以前、実際の水を利用して、波紋を作ろうとしたことがあります。

jewelry-foto.hatenablog.com

 

この方法は体力が必要なので、今回は水を使用せずに波紋を作っていきます。

 

 

使用した道具は、白箱、白画用紙、クリアファイル、卓上照明、卓上鏡×2、ペンダント吊り下げ用小道具、台座

 

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今回は、使用した道具がいつもより少し多いです。

照明、鏡×2は、普段通りの目的で使用しています。

 

ペンダント吊り下げ用小道具に関しては、前回、前々回と紹介した通り。

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

jewelry-foto.hatenablog.com

 

そして、残りの道具はそれぞれに役割があります。

 

  • 背景用として:白画用紙、クリアファイル
  • 写真角度調整用として:白箱、台座

 

カラークリアファイルで水を表現する

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今回背景に使用したカラークリアファイルは、寒色系の色味です。

色を重ねて、好みの濃さ&色合いに調整しています。

 

使用したのは、藤色×2枚緑×1枚青×1枚の計4枚。

(上記の写真には、青のクリアファイルが写っていません。撮影時に入れ忘れました)

クリアファイル同士は、間に挟むのではなく、そのまま重ねています。

順番は、上から藤色→緑→青。

こうして重ねたクリアファイルを、白画用紙の上に配置します。

 

そして、今回のポイント、波紋の作成へと移ります。

 

波紋の正体は、クリアファイルに映った卓上照明の光。

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赤丸部分、一番大きな白い箇所を見てください。

蛍光灯が見えませんか?

この光の映り込みを利用して、波紋を作ります。

 

作り方は簡単。

上の写真のように、クリアファイルをつまみ、人差し指でファイルを直角に持ち上げます。

指で、クリアファイルをカーブさせるんです。

するとクリアファイルに反射した蛍光灯が、幾筋もの光に分かれます

この分かれた光が、波紋を作り出すのです。

 

けれど、波紋は微妙な動きですぐに形を変えます。

そのため、指の力加減や、照明の角度を変えながら、丁度良い波紋を探していきました。


真正面から捉えるためにカメラの角度を調整する

 

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今回の撮影では、もう一つこだわりがあります。

それは、可能な限り被写体と高さを揃えて撮影すること。

そのため上の写真の通り、白箱の下に台座を置いています。

 

高さを揃える理由は、ジュエリーが俯かないようにするためです。

 

今回、一つのリングは床面に置いた状態です。(写真中央のリング)

そのため、通常通りに撮影すると、どうしても中央のリングは見下ろす形(=俯いた写真)になります。

挨拶状に使用する写真ですので、出来るだけ俯き加減の写真にはしたくありません。

 

また、もう一つのリングを上に重ねているので、下になるリングがまるで「台座」扱いのように見えます。

どちらも素敵なリングなのに、勿体無いですよね。

 

これらの状態を解消するために、下の写真のような形での撮影を行いました。

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コンデジを縦向きに構え、レンズが被写体と同じ高さに来るようにしています。

縦向きに構えているのは、写真の用途がハガキ用だからです。

縦長にトリミングするためには、初めから縦長に撮影した方が便利ですからね。

 

 

ところで、上の写真の状態では、まだ少しレンズが傾いて見えますよね。

実際はコンデジの下には柔らかいタオルを敷いていて、シャッターを押す際に下に押し付けるようにして撮影しています。

上から押さえると、丁度レンズが被写体と平行になるんですよ。

 

【写真No.27】2021年暑中見舞い用写真 その1 完成

 

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暑中見舞い用写真は、毎年数種類は用意します。

被写体を変えたり、背景を変えたり。

 

結論から言うと、この写真はボツでした。

暑中見舞いを選定する際、家族に「ペンダントの写し方がスマートではない」という評価を頂きました。

 

例年、挨拶状写真の決定は、私の家族の承認が必要です。

そして写真を選ぶ際には、遠慮のない感想が飛び交っています。

センスがないとか、映りが良くないとか。

 

普段は一人で撮影していて、写真を発表するのはブログとインスタ。

そのような場では、なかなか酷評を頂戴することも少ないです。

酷評して欲しいとは言いませんが。

 

だから、遠慮なく感想を聞けるのは、ありがたいことなんです。

酷評して欲しいとは言いませんが。

 

ただ、この写真は今回の暑中見舞い用写真の中で、最も時間も枚数も割いて撮影したものでした。

この波紋の出方は、結構気に入っていたのですが…………

皆に一瞬で却下されると、少し凹みます。

 

撮影商品&使用道具

 

撮影商品

  • Pt900 ダイヤモンドリング
  • Pt900 ダイヤモンド一文字リング
  • Pt900 ダイヤモンドペンダント

 

撮影道具

  • 白箱
  • 白画用紙
  • クリアファイル
  • 卓上照明
  • 卓上鏡×2
  • ペンダント吊り下げ用小道具
  • 台座